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コロナの影響の整理と、映画『えんとつ町のプペル』の次の打ち手

このnoteは2020年5月17日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
2020年上半期の「語感の良さランキング」の1位を『キャバクラ手越』に決定したキングコング西野です。

さて。
今日はコロナの影響を整理しつつ、最後は「映画『えんとつ町のプペル』の宣言でこんなのを考えてるよー」という話をしたいと思います。

緊急事態宣言、39県で解除…

5月31日までを期限に発令されていた「緊急事態宣言」ですが、新規感染者が減ってきた県を中心に宣言が解除されました。

ニュースで伝え聞く「感染者数」も日に日に減ってきていて、ようやく日常が戻ってきそうな気配が漂っています。

ただ、コロナ禍の影響が表れるのはこれからで、たとえば吉本芸人の場合だと、働いた日からギャランティーが支払われるまでに2~3ヵ月のタイムラグがあるので、6月の給料は(仕事をしていなかった3月~4月分なので)壊滅的な状況だと思われます。

僕のところに入ってきている情報によると、(映画館を含む)多くの『劇場』は、営業再開後、しばらくは「一席空けて座る」という形での営業になるみたいで、「チケットが完売しても、売上50%ダウン」という、なかなか厳しい現実が待っています。

「新型コロナ」関連の経営破たんは、2月2件、3月23件、4月は84件、5月は100件を超える可能性が出ているそうです。
 

人が本当の意味で「貧しさ」を覚える瞬間は他者との差異でしかなくて、常に誰かと比べて生きています。
つまるところ、「今は皆が働けないし、皆が貧乏をしているよね」と思えている間というのは意外と健康的です。
(※たしか自殺者の数も今は少ないハズ)

やっかいなのはコロナ明け(働き始めてから)で、同じ時間だけ働いているのに、職種や、営業形態によって、売り上げの違いがこれまで以上に出て、その瞬間に「貧しさ」が生まれます。

「その日に備えて何をするべきか?」が、今、すべての経営者、リーダー、表現者に問われています。そこで必要なのは、

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