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細分化された報酬

このnoteは2020年3月27日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
一番美味しい刺身は『タコ』に決定したキングコング西野です。

さて。
今日は『細分化された報酬』についてお話ししたいと思います。
経営者の方や、経営者を目指している方に届くといいなぁと思います。

昨日、ZIP(五反田の会議室)で、社員さんや、インターン生らと打ち合わせがありました。
打ち合わせ内容は「大阪の個展」「購入した旅客機の置き場」「ニウエのゴミ処理施設」「プペル美術館」「ラオスの森を買う」…など様々。

その中で、現在、コロナウイルスで打撃を受けているニューヨークのブロードウェイチームの支援の話になりました。

オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』としては、挑戦者のベーシックインカムとして、月50万円の支援を続けていくことに加えて、応援動画(YouTube)を作って、その動画の収益を全額寄付する方向で話を進めています。

そんな中、「そもそも、YouTube動画の収益って、どれぐらいだっけ?」という話になります。

YouTubeは再生回数に応じて広告収入が入るのですが、規約上、1再生あたりの広告収入を明かしてはいけないことになっているので、仮に、僕らのチャンネルの広告収入が「1再生=0.5円」だとします。

となると、そこで500円を集めようと思った、1000回再生されなくちゃいけないわけですね。

5000円集めるには、1万回。
5万円集めるには、10万回。
50万円集めるには、100万回です。

ここで僕らは基本に立ち返り、「たとえ、多くの人に届かなくても、キチンと刺さりさえすれば、その心意気を500円で買ってくださる(寄付してくださる方)がいるんじゃないの?」と考えます。

「500円の寄付」ボタンを用意すると、
500円を集めるには1人。
5000円集めるには、10人。
5万円集めるには、100人。
50万集めるには、1000人に深く刺さればいいわけですね。

整理すると、50万円を集める方法は…

①100万人に見られる(広告収入)
②1000人に刺さる(ダイレクト課金収入)

の二パターンがあることがあります。

広告をとるか、ダイレクト課金をとるか

YouTubeは「10分以上の動画」だと広告を差し込む場所を指定し、確実に広告を入れることができるのですが、「10分以下の動画」は、「動画の前後に広告が入るかもしれないし、入らないかもしれない」という仕様になっています。

んでもって、今回、新入社員のセトちゃんが作った応援動画が「7分」なんですね。

これだと、何回かに一回は広告収入が入らず、ニューヨークチームへの支援が減っちゃうんです。

対策としては、動画を「3分」追加して、「強引に10分の動画にする」という方法があるのですが、何度、見返しても、応援動画の尺としては、「7分」が心地良いんです。

ただ、7分だと、何回かに一回は広告(収入)が入らない場合があります。

そこで、僕らは考えます。

「1000回連続で広告が入らなかったとしても、それが『刺さる動画(コアファンを生む動画)』で、最後に『500円の寄付ボタン』さえ、つくっていれば、そりゃ1000人に1人ぐらいは500円を寄付してくれるんじゃないの?」

1000人に1人ぐらいは、心意気を買ってくださる方がいそうじゃん!

要するに、『お金を出してくれるフォロワーは1000人力』という話です。

『報酬』を考える

前置きが長くなりましたが、(まさかまさか)ここからが本題です。

この話の元ネタは「けんすうサン」のオンラインサロン(アル開発室)なので、詳しく知りたい方は、アル研究室に駆け込んでください。

現代、経営者は「報酬が細分化されている」ということを知らなければなりません。

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