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『意味変』について踏み込んで考えてみる

このnoteは2020年5月27日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
2カ月間の「ひきこもり生活」を謳歌し、社会復帰に失敗しているキングコング西野です。#僕だけじゃないハズ

さて。
昨日の投稿では『意味変』についてお話しさせていただきました。
(※昨日の記事をまだ読まれていない方は、先にそっちを読んでね❤️)

『意味変』というワードは、今後、このサロンでもたくさん出てくると思いますし、おそらく皆さんのお仕事でも『意味変』が求められてくると思うので、今日は『意味変』という言葉を明確に定義し、もう少し踏み込んで考えていきたいと思います。

『意味変』ってナンダ?

たとえば『CD』の意味は「音を聴かせてくれるモノ」ですが、AKBグループは【握手券】を付けることによって、『CD』の意味を「アイドルと会わせてくれるチケット」に変更しました。

購入枚数によって「会える時間」が変わるので、一人が10枚、20枚買ったわけですね。
おかげで、オリコンチャートはAKBグループ一色です。

…あ。くれぐれも、ここでは「善し悪し」の話をしているわけではありません。
事実をそのまま述べているだけっす。

話を続けます。

『ビックリマンチョコ』は「キャラクターシール」を付けることによって、チョコレートを『食べるもの』から『集めるもの』に意味を変更し、社会現象となるヒットを生み出しました。

「ヒットの影に『意味変』アリ」です。

その後、人気を博した『ビックリマン』はアニメ化が決定し、『食べるもの』から『観るもの』に意味が変更しましたが、これは『意味変』と呼べるでしょうか?

いいえ。

一般的にはこれは『2次利用』と呼びます。

どうやら、この辺りで『意味変』と『2次利用』を、それぞれ定義しておかないと、今後、話がゴチャゴチャになりそうなので、二つの違いを明確に定義したいと思います。

『意味変』と『2次利用』

まったく難しい話じゃないので、サクッと整理してみます。

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