一つにまとめられがちだけど、『プロセスを売る』と、『物語を売る』と、『コミュニティーに売る』は分けて考えた方がいいよね
おはようございます。
「違和感を感じる」や「頭痛が痛い」みたいな二重表現の最高峰は『抱いてHOLD ON ME』(@モーニング娘。)だと思っているキングコング西野です。
今日は「一つにまとめられがちだけど、『プロセスを売る』と、『物語を売る』と、『コミュニティーに売る』は分けて考えた方がいいよね」というテーマでお話ししたいと思います。
お察しのとおり、タイトルで、ほぼ結論を言っちゃっていますが、めげずに進めます。
現代の前提
そもそも、どうして『プロセスを売る』とか、『物語を売る』とか、『コミュニティーに売る』といった議論が生まれているかというと……
その背景には「インターネットによって、情報&技術が共有させるようになったので、【品質】で差別化を図りにくくなった」があります。
東京なんて美味しいラーメン屋さんしかありません。
そんな中、抜きん出ている『ラーメン二郎』は味がメチャクチャ美味しいのは勿論のこと(ここ大事!)、行列に並ぶところからある種の「イベント化(儀式化)」していて、ネットには「ラーメン二郎に挑むときのあり方」的な記事がたくさん並んでいます。
前日から体調を整えていくファンもいるそうです。
これぞまさに「『役に立つ』から『意味がある』時代へ! by 山口周」です。
商品の品質が素晴らしいのは勿論のこと、その商品をとりまく物語やコミュニティーが付加価値となっていて、「現代は、その付加価値こそがものすごーく大切だよね」という話です。
そんなこんなで、「じゃあ、付加価値って何があるよ?」とアチコチ掘り起こされて、『プロセス』や『物語』や『コミュニティー』といったキーワードが出てきました。
ここからが本題です。
整理しよう!
こんな話をすると、「じゃあ、私もプロセスを売るか!」と考える方もいらっしゃると思うのですが、ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!
#2021年にラッスンゴレライ
『プロセスを売る』と、『物語を売る』と、『コミュニティーに売る』を一まとめに考えていていると、たぶん正しく打ち手を選べないと思うので、まずは少し整理しましょう。
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