【人生が上手くいっていない人の共通点】byキンコン西野
このnoteは2020年12月12日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:滋賀でみながハッピーになれる老人ホームを作りたい。とみたえっせい さん
どうも。キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。
本題に入る前に近況報告からさせてください。
毎度お馴染みとなっておりますが、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集しております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者数が9600名を突破しました。本当にありがとうございます。
3週間ぐらい前…募集締め切りまでの日数から逆算した結果、なんとなく、受講者数は7000人ぐらいになるのかなぁと思っていたのですが…まもなく1万人です。
ここまでを追いかけてくださっている方は、薄々、お気づきかもしれませんが、面白いことに、この『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の新規受講者数の伸び率って日に日に上がっているんですね。
これは、皆が選んでいるものが更に選ばれやすくなる『バンドワゴン効果』が効いていると思うんですけども、それを引き出したのって、「毎日、受講者数を公表したこと」とだと思うんです。
イベントの告知で、「埋まっている座席数」を公表し続けることって、あまりないじゃないですか?
そこはブラックボックスにして、それよりも、中身に関する告知をしますよね。
「こんなイベントです」みたいな。
「見所は○○です」みたいな。
ただ、それをやった上で、足を運ぼうと思ってもらえない層を取り込まなきゃいけないと思っていて、それをやっているのが「書籍」とかだと思うんですね。
「○○部突破!」みたいな感じで、バンドワゴン効果を狙いにいったりする。
「ベストセラーになっている小説の『あらすじ』を知っている人、どれだけいるの?」という話じゃないですか。
「面白いらしい」と「売れているらしい」に僕らは反応していて、それがベストセラーになっている。
目的は、「一人でも多くのお客さんを楽しませること」なので、告知の際は「バンドワゴン効果」を上手に織り交ぜていった方がいいなぁと思っております。
そんなこんなで、『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページから、ご参加ください。
募集締め切りまで、あと【6日】です。
※講演会に参加される方はコチラから↓
そんなこんなで、本題です。
世の中にはいろんなお仕事がありますが、僕みたいな「水商売」は、浮き沈みが本当に激しいんですね。
「隣のデスク」には、とんでもない成功者もいれば、まったく上手くいっていない人もいる残酷なまでに正直な世界なんです。
かれこれ20年近く、ピンからキリまで見ているわけですが、一つ言えるのが、「成功している人」は、いろんな道を辿って成功しているけど、「上手くいっていない人」というのは皆、同じ轍を踏んでいるんですね。
失敗には、共通点も再現性もある。
そんなわけ、今日は、【人生が上手くいっていない人の共通点】というテーマでお話ししたいと思います。
ときどき、やってくるシリーズです(笑)。
過去にお話ししたことも混じっておりますので、そこは駆け足で行きたいと思います。
今、パッと思いつくのが、次の5つです。
①芸能人の不倫のニュースに時間を使う。
②お金の「使い方」の話をしない。
③「宗教」と「詐欺」という言葉を多用する。
④「肩書き」に囚われている。
⑤「上手くいかない人」とつるんでいる。
順に説明しますね。
①の「芸能人の不倫のニュースに時間を使う」は論外ですよね。
アンジャッシュ渡部さんの不倫に時間と感情を割いたところで、自分の人生には何の足しにもならない。
ということは分かっているのに、時間と感情を割いてしまうということは、「自分をコントロールできていない」ということなので、ハンドルがついていない車に乗っているようなもので、100%崖から落ちる。
芸人の中にもチョコチョコいるんですけど、総じて、売れてないです。
売れている人は、「そんなことよりもM-1のネタを作ろう」「そんなことよりもYouTubeの企画会議をしよう」となっているので。
②の「お金の「使い方」の話をしない」も論外。
上手く行かない人って、総じて、お金の稼ぎ方の話しかしない。
彼らの口から出てくる質問は「いくら稼いでるの?」だけで、「何に使っているの?」とは出てこない。
前者は「雇用される側」の発想で、お金の主導権を握っていないんですね。
何にお金を使えば、どれだけのバックがあるかを知らないから、たとえば、ある日突然、環境が変わった時に対応できない。
その日に備えて、貯金をしてしまうから、どんどん後手後手になっちゃう。
「包丁を買うのは勿体無いから、野菜は手で千切って、包丁代分は貯金します」みたいなことをやっちゃってる。
「野菜を一生、手で千切り続けることに、どれだけの時間を使うんだよ」という話です。
③の「『宗教』と『詐欺』という言葉を多用する」もあるあるですが、論外ですね。
とにかく、知らないものを調べようとしない。
知らない自分は否定したくないから、知らないものを否定するしかなくて、調べる前に否定して、だけど、知らないもんだから具体的な否定文句が出てこなくて「なんかよく分からないけど詐欺に違いない」「なんかよく分からないけど宗教に違いない」で片付けてしまう。
i-PHONEを槍で突いて潰してしまうジャングルの奥地に棲む部族みたいなことをやっていて、どんどん取り残されてしまう。
僕が知っている限り、日本人ぐらいです。よく分からないものに対して「宗教」という言葉を使うの。
つまり、「宗教」に対する知識もない。
結構、最悪の流れです。
④の「『肩書き』に囚われている」もあるあるですね。
たとえば、映画『えんとつ町のプペル』のボイスキャストさんを発表した時に、「プロの声優が少ない!タレントを起用しやがって!ギャー!ギャー!」という声は少なからずあったのですが、「芦田愛菜ちゃんの声は良くない!」という声は一件もなかったんです。つまり、物事を「肩書き」でしか見ていなくて、「内容」で見ていないんです。
僕、最近、テレビに出てるんですけども、ときどき、「文化人を気取りやがって。芸人をしろよ」みたいな声を頂戴するんですね。
ここ、ちょっとゴリッといきたいんですけど、バラエティーに出た時って、シンプルに笑いをとった方が勝ちですよね?
僕、バラエティーに出た時に笑いの量であんまり負けてる気がしないんですけど、じゃあ、「芸人」を名乗って、僕より笑いをとっていない芸人って何なんですか?って話じゃないですか。
これだけ猛スピードで時代のルールが変わる中、自分の身を守ってくれるのは「肩書き」なんかじゃなくて、内容でしょ? 結果でしょ?
それに尽きます。
最後は、⑤「上手くいかない人とつるんでいる」です。
これはシンプルです。
上手くいかない人というのは、上手くいかない人とつるんでいて、
耳の痛い問題には蓋をして、
逃げ続けている自分達には目を背けて、
お互いを正当化して、「上手くいかないのは環境のせいだ」と片付ける。
「上手くいっていない自分を正しい」とできてしまう環境に住む人が上手くいくわけないじゃないですか。
もし、変わりたいのであれば、自分の意思でどうこうするのではなく、「つるむ仲間」を変えた方がいいです。
以上、【人生が上手くいっていない人の共通点】でした。
映画『えんとつ町のプペル』の公開まで、あと13日。
宜しくお願いします。
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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』
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