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お客さんを全力で守った方がいい理由を【損得勘定】で説明してみる

このnoteは2020年3月30日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
コロナの影響で週末は外出自粛要請がかかっていたけど、ウイルスに「週末」や「平日」とかいうルールなんてあったっけ?と思っているキングコング西野です。

さて。
今日は『お客さんを全力で守った方がいい理由を【損得勘定】で説明してみる』というテーマでお話ししたいと思います。

こんな時期にオンラインサロンなんてものを運営していると、やっぱりサロンメンバーさんの生活が気になって、僕がお手伝いできることを探し、片っ端から実行していく毎日です。
(※同時に本業の方も進めているので御安心ください)

ウイルス研究者ではないので、そっちの方はお手上げなのですが、経済活動に関しては結構得意なので、連日、実験を繰り返しながら、「美容室は今、こういうものが商品になりますよ」「お客さんを呼べないスナックは、こういう形で収益を作れますよ」というような実験結果を4万2000人のサロンメンバーさんに共有しています。
経営者さん(および経営脳がある人)であれば、「なるほど。そのやり方を少しイジれば、ウチでも使えるな」と考えていただけると思って。

ノウハウの共有と同時に、具体的に金銭の支援をさせていただいている方々もいます。

そして、そんなことを繰り返していると、「お客さんを守るなんて、いい人ですね」と言われたりします。

西野亮廣が「いい人」であることは間違いないのですが、「いい人だから、お客さんを守っている」となっちゃうと、「いい人以外は、お客さんを助けない」となってしまいます。

「皆で助け合える世界の方が面白いじゃん」と思っている僕からすると、その結論はあまり嬉しくないので、今日は、『お客さんを全力で守った方がいい理由』を【損得勘定(※感情は一切抜き!)】で説明したいと思います。

僕はよく「全員を勝たせた方がいい」と言っているのですが、その理由を、今だからこそ、もっと分かりやすく、もっと簡単に説明します!

※昨日の記事の続きなので、昨日の記事を読まれていない方は、先にそちらをお読みください。(コチラ↓)

お客さんを守った方が得をする

話を分かりやすくする為に、めちゃくちゃアホな算数で説明します。
※アホなので、細かい指摘は一切受け付けません。

あなたは「魚屋さん」で、食品やら、家賃やら、諸経費もろもろ入れて、『1日100円で生きられる世界』に住んでいたとします。

あなたの店では、お魚が一匹100円で売られていて、1日平均「2匹」が売れて、毎日200円があなたの元に入ります(※アホ算数なので「仕入れ値」や「税金」は、ただちに忘れてください)

1日200円の収入のうち、100円が生活費にまわり、残り100円が可処分所得(自由に使えるお金になります)。

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