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『プペル人形劇団』について

このnoteは2020年6月23日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
先日、『ゴッドタン』の収録にコンビで臨んだのですが、そこで頑張っている梶原君を見て「いつもの力が出せてないなぁ」と思いながらニヤニヤしていたキングコング西野です。お楽しみに!

 
さて。
今日は『プペル人形劇団』について、お話ししたいと思います。
2日くらい前に投稿した記事の続報なので、まだ読まれていない方は、2日前の記事を先にご覧ください。

「立ち上げ時」に生まれたエネルギーを無駄にしない

これは、すべてのサービス業に通ずることだと思いますが、あらゆる業務の中で最もコストがかかるのは「最初」。
エネルギーを発生させる時です。

 
自転車でも自動車でも、【1速】の「ドッコラショ感」は半端なくて、ここで生まれたエネルギーを殺さない為に、技術者がアレやコレやと試行錯誤を繰り返し、「エネルギー伝達効率(伝達力)」の向上に努めています。

これは、自転車、自動車、スポーツ、サービス業…すべての運動の絶対ルールです。

ところが。

「副業」「複業」が叫ばれる中、いろんな会社や表現者が、様々なプロジェクトを掛け持っていますが、よくよく見てみると、別々でプロジェクトを立ち上げてしまっていて、それらのプロジェクトが連動していないことが多かったりします。

すべてのプロジェクトを【1速】で走ってしまっていて、要するに「立ち上げ作業」ばかりやっている状態です。
これだと、プロジェクトを複数掛け持っている意味がないんですね。
逆にコスパが悪いんです。

生んだエネルギーは伝達することで初めて大きな意味を持ちます。
時間は有限なので、チーム全体の結果として見たときに(俯瞰で見たときに)、「伝達できない企画」は捨てなきゃいけないんです。

 
ここで判断が若干難しいのは、逆算して、最初から「伝達できそうなプロジェクト」ばかりを選んでいると、どうにもこうにも「こじんまり」してしまいます(※そもそも、そんな予定どおりにコトは進まない!)。

まずは「夢中になれるプロジェクト」と向き合って、しばらく経ってからそのプロジェクト見て、「他のプロジェクトと連動させられるか、否か?」で(後から)取捨選択するのがイイのかなぁと個人的には思っております。

 
そんなこんなで僕は、「世界観」と「宣伝」と「お金」のエネルギーの流れを可視化した『シナジーマップ』というものを常に描いていて、「それぞれのプロジェクトが、他のプロジェクトにどのような影響をもたらしているのか? はたまた、もたらしていないのか?」を確認しています。

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