見出し画像

NORA美容室から学ぶ、2020年代の生存戦略(前編)

このnoteは2020年6月2日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
昨日、このサロンに入っている友人から「西野のサロン(Facebook版)の『未払い』って、金額にして、どれぐらいなの? ぶっちゃけ、そこまで大きくはないでしょ?」と、しつこく訊かれたので、「6000万円チョイだよ(真実)」と答えたキングコング西野です。
#友人は泡を吹いて死にました

(※関連記事↓)


さて。
今日は『NORA美容室から学ぶ2020年代の生存戦略』についてお話ししたいと思います。
(僕を含めた)すべてのサービス提供者さんに心当たりがある内容だと思います。

長くなりそうなので、今日と明日で「前編/後編」に分けてお届けします。
前編は、若干、短いですが、区切りの良いところが、そこなので、御理解ください。

それでは、どうぞ。

コロナちゃんから学ぶこと

2020年春。
僕らは新型コロナウイルスに襲われました。

経済活動の大前提である『移動』が止められてしまうという、全てが想定外の出来事で、リーダーの手腕・知識・人間性が問われた季節でありました(まだ続いているけども)。

どうすることもできなかった店もあれば、対応を誤って潰れた店(まもなく潰れる店)もあります。

美容室にスポットをあてると、『悪手』だったのは、緊急事態宣言(※美容室は休業要請から外れていた)を受けて、自身の哲学に従って店を休業し(そこまでは良かったのですが)……営業を続けている他店を攻撃してしまった店は、軒並み潰れたor瀕死状態です。

「大々的に批判してしまった手前、『緊急事態宣言の解除=営業再開』という自分ルールに首を絞められ、営業再開が出遅れたパターン」です。

5月の売上(キャッシュ)が確保できなかったのは痛いし、それより何より、自分の店のお客さんが他店に流れてしまったのは、今後、ボディーブローのように効いてくるでしょう。

『批判』は自分を正当化できるし、身内からのポイントを稼げてしまうので、ついつい手を出しがちです。

ここから先は

1,422字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?