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よみがえる『結(ゆい)』

このnoteは2020年4月14日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
コロナショックにより1日400~500件ほどLINEが届いているキングコング西野こと「消費者センター」です。

さて。
今日は『結(ゆい)』について、お話ししたいと思います。

昨日の記事の延長でもあり、今朝のVoicyの延長でもあり、抽象的な話になりますが、お付き合いください。
(※ちなみに昨日の記事を動画解説してくださっていた尾原さんのオンラインサロンが最強に面白かったです↓)

現在、新型コロナウイルスの対策として、あれやこれやとお手伝いしていただいていますが、そのほとんどが「その場しのぎ」の策でしかないことは理解しています。

ただ、現実問題として、当面のキャッシュは必要で、まずは「生き延びること」を目標として、アプローチを続けています。

 
ありがたいことにサロンメンバー限定のお仕事探しサイト『求人部』では、この3日間で「36名」の雇用が決まりました。
『求人募集』を出してくださった企業および個人事業主の皆様に御礼申し上げます。

(求人部のログイン方法は、この記事の一番最後に書いてあります↓)

こちらのお仕事マッチングサービスは(今後も長く使えそうな)連続性があるので、結構イイのかなぁと思ったりしています。

一方で、今朝のVoicyでもお話しした通り、新型コロナウイルスの攻略法を探せば探すほど、どうやら今回の相手は「神様めいたもの」である気がしています。

僕らの生き方の方針が『所有』ではなくて『共有』であれば、トイレットペーパーの買い占めは起きなかったわけで、奪い合いによる混雑も起きなければ、そこで発生していたかもしれない「感染」も防げたわけです。

その流れで、今回、最も目がいったのは『お店(会社)』の存在です。

「営業するな!」という声もありますが、「営業しないと食っていけない」という事情もあるわけで、極論、「コロナ期間中は営業しなくてもスタッフ全員が食っていけますよ」となれば、店を閉じれたわけです。が、それはできない。

「自分の会社のスタッフは自分の会社で養わないといけない」というルールがあるので、なかなか簡単には営業を止めることができません。

「この状況を突破できるアイデアは無いものか?」と考えれば考えるほど、どうも、このコロナちゃん問題を乗り切るのは、『アイデア』とかでは無い気がしてきて、『思想』からガラっと変えないといけない気がしています。

よみがえる『結』 

白川郷(岐阜県)の合掌集落では、現在でも合掌造りの茅葺屋根の葺き替えに『結』の制度が残っています。(by ウィキペディア先生)

葺き替えは約30年~40年に一度行われ、それにかかる費用は、片面だけでも(本来なら)1千万円以上がかかるのですが、住民達は「互いの家の葺き替えを手伝う」という形をとっていて、なんと葺き替えは【無報酬】でおこなわれているんです(現在は知らねーけど)。

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