メッチャ頑張るから観に来てね byキンコン西野
このnoteは2020年11月19日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:西野さん大好きっす草刈りカットますだたつとし さん
どうも。キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。
今日は、
「メッチャ頑張るから観に来てね」
というテーマでお話しします。
毎度お馴染み、近況報告からさせていただきます。
クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者が6000人を突破しました。
こちらは「今の時代、どうやって人を巻き込んで、どうやってモノを届けるか」という講演内容となるのですが、それはそれとして…「講演会の受講者が6000人を突破」と聞いて、僕の記事を追いかけてくださっている方には「告知は繰り返すことが大事」という言葉が、今、そこそこ説得力を持っているんじゃないでしょうか?
これ、本当に思うところでして…
僕はよく、いろんな方のクラウドファンディングを見ているのですが、上手くいかないクラウドファンディングって共通点が3つあって、
①プロジェクトオーナーの顔が隠れている」
②何の信用も無いくせに、プレゼン文章が長い
③最初の方しか告知をしない」
なんです。
失敗する人は、この3つをキチンを踏まえている。
やっぱり、多くの人がクラウドファンディングを「金の成る木」のように捉えていて、「企画さえ良ければ支援が集まる」と思っていらっしゃるんですね。
これ、面白いのが「そんな甘い話があるか」と皆さんお思いでしょうが……いざ、自分がやると、そうなっちゃうんです。
だって、「結論から話さない人の話」や「プレゼンが長い人の話」なんて、誰も聞かないことは地球人全員分かっていることじゃないですか?
ですが、今日も地球上には「プレゼンが長い人」が生息している。つまり、そういうことです。
自分のことになると急に周りが見えなくなる。もしくは、「自分だけは例外だ」と思ってしまう。
告知もそうです。
初動が良くなかったら、すぐに告知をやめちゃう人がいる。
ちょっと待て。「どこの大スターのつもりだ」という話じゃないですか(笑)
「お前のプロジェクトなんて、そもそも興味ねえよ。だから、本気度を見せろよ。お前から、泥臭さを取ったら、何が残るんだよ」という話じゃないですか。
ムチャクチャ当たり前のことですけど、「毎度工夫をこらしながら、何度も告知をする」というのは、とっても大事だと思います。
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そして、お知らせがもう一つ。
堀江貴文さんが12月になると毎年「クリスマスキャロル」というミュージカルをやられているんですね。
「客席をギュウギュウに詰め込んで…」という感じじゃなくて、結婚式形式で円卓を囲んで、お料理やお酒をいただきながら観るミュージカルです。
これ、メチャクチャいいのが「忘年会」みたいになっていて、僕も毎年、友達と円卓を囲みながら観させてもらっています。
その舞台が今年もあるのですが、堀江さんからのご指名で12月11日にチョコっと出させていただくことが決まりました。
チョコっとだけ出て、あとは客席でひたすら呑んでいるので、興味がある方は是非、12月11日にいらしてください。
この日は、幻冬社の箕輪さんとか、OWNDAYS代表の田中さんとかも来られるみたいで、僕は彼らと客席で呑んでいます。
気軽にお声がけください。
世間的な評判は知りませんが、実際に会うと、皆、メチャクチャいい人です。
僕も生で見ると、腰を抜かすぐらいハンサムですので、是非、生で拝んでください(笑)
▼チケットは「クリスマスキャロル」のホームページで↓↓↓
というわけで、本題に入りたいと思います。
今日は、役に立つ話でも何でもなく、ただの雑談です。
僕、「キンコン西野のサイン本屋さん」というオンラインショップを持っていて、そこでサイン本の注文を受けて、出版社に発注して、本を仕入れて、サインを入れて、梱包して、配送しているんです。
▼キンコン西野のサイン本屋さん↓↓
近所の郵便ポストに、せっせと投函しているんです。
この4年間、毎日です。
これ、すっごい地味な作業なんです。
時々、クレームとかもくるんです。
「注文したのに、届きません!」といった。
で、注文履歴を遡って住所を確認したら、そもそもお客さんの方が住所を間違って記入していて、「すみません。ウッカリしてました。再送していただけますか?」とか言われたりする。
で、「もうっ!」と思いながら、送り直しの作業に入ります。
泣けてくるでしょ(笑)?
ラクじゃないですよ。
ラクなわけがない。
でも、子育てってこんな感じなのかもしれませんが、「手がかかる子」ほど可愛いくなる。
苦労すればするほど、愛情が湧いて、「絶対に届ける」という気持ちが強くなっている。
苦労の対価に、その覚悟が貰えるんですね。
その積み重ねで、『えんとつ町のプペル』は55万部売りました。
発売当初、ファンの方に約束したので、必ず100万部は売ります。
100万部程度なら僕が頑張ればいいだけなので余裕です。
必ずやります。
これと同じことが映画『えんとつ町のプペル』でも起きていて、今、朝7時頃から仕事を始めて、だいたい仕事終わりが、「翌朝の5時過ぎ」というスケジュールで、その間、ずっと映画『えんとつ町のプペル』のことをやっているんです。
映画制作は勿論のこと、映画を届ける作業も。
映画公開に合わせて、いろんな施策を打ったり、グッズを出したり、個展を開催したり……映画を届ける為のアレやコレがあるのですが、僕は「製作総指揮」という立場なので、それもやらなくちゃいけない。
そして、やってもやっても終わらない。
そして、やればやるほど恐怖が大きくなる。
向き合えば向き合うほど、フラれた時の傷が大きくなるわけじゃないですか?
今、プルプル震えながら12月25日に向かっています。
一番怖いのは、僕はここに来るまでにいろんな人を巻き込んじゃって、いろんな期待を背負ってしまったから、僕がダメだった時に、多くの人を絶望させることになる。
「ああ、努力してもダメなんだ」って。
そう思わせてしまうことが一番怖い。
その未来だけは迎えちゃダメだなと思って、結局、今日も徹夜で作業しているんですが、やってもやっても不安が拭えない。
「ここまでやったらから大丈夫」というものがないんですね。
これは拭える類の不安じゃない。
今、僕の正直な気持ちは「これまでメチャクチャ頑張ったし、これからもギリギリまでメチャクチャ頑張るから、絶対に映画を観に来てね」というところです。
公開初日、2日目、3日目までに来ていただけると嬉しいです。
そして労いの言葉は要らないので、「作品の感想」が聞きたいです。
それを貰えたら、僕はまた頑張れるので。
先ほど申し上げたとおり、「これでもか」というぐらい手をかけているので、今は「絶対に届けてやる」という気持ちで溢れています。
映画公開まで、あと1ヶ月。
そこまでのジタバタを見届けてくださいね。
日本中から嫌われたところからスタートしたジタバタ劇が、もう間もなく終わります。
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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』
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