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今、僕がボンヤリと思っていること

こんばんは。
「時差の問題」と見せかけて、シンプルにサロンの投稿が遅れているキングコング西野です。
#日曜日の記事を書いていますが
#アメリカは月曜日です
 
さて。
日曜日の今日は(それでも言い切る男!)、仕事の込み入った話は少しお休みして、今、僕がボンヤリと思っていることを、肩の力を抜きながら書きたいと思います。

※ここから先の内容は1年後も公開しないでください。
#ナイショです
 

試合に出ろ。出てから決めろ。
 

今回のアメリカ遠征は、これまでで最も“中に入り込んだ”時間を過ごしています。
 
世間的にはあまり知られていませんが、関係者向けの試写会(スクリーニング)には、アカデミー賞の投票権を持った人達も観に来てくださっていて、試写会後はキチンと「Q&A」の時間を設けます。レセプション(軽い飲み会)が入っている場合もあります。
 
その時間を使って作品にかけた想いを語り、彼らに更に興味を持ってもらうことが大切で、それは僕が日本にいたら実現できません。
 
作品によっては、ガッツリと時間を作って「レセプションツアー」を組むほど、とっても重要な時間なんです。
 
「作品を作りました。あとは審査してくださーい」という世界線じゃないんですね。
至極当たり前の話ですが、「審査」というのは、知ってもらわないと始まらないわけです。
 
そんなこんなで、他の作品に比べたら数は少ない方ですが(※次回はココに最大のコストを割く!)、僕らも関係者向けの試写会&交流会をやっています。
 
試写会後の交流会で彼らと話していて僕が毎回抱く感想は、「全然、通用している」ということです。
 
話の流れでファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のオープニング映像を見せてみると、必ず「Amazing!!!」という声がたくさん飛んできて、「もう一回、見せてくれ!」と頼まれます。
 
僕らが作ったものは間違っちゃいなくて、ちゃんと日本のお客さん以外も感動させる力を持っていました。
そして僕は、そのことを今回知りました。
もう少し、踏み込んだ表現をすると…アメリカに挑んだことで知りました。
 
僕らは「負け」を整理する必要があります。
 
「僕ら」と言ったのは、これは僕だけの問題だけではなくて、皆さん一人一人の問題だからです。
 
「負け」には2種類あります。
一つ目は「力負け」。
「戦って負けた」というやつですね。
 
そして、もう一つは「挑まなかった負け」
挑まなかったことによって負けにされてしまっている…というやつです。
いわゆる「不戦敗」です。
 
試合に出て負けたならば納得感もあるでしょう。
だけど、どうだ?
僕らの「負け」のほとんどは、「不戦敗」じゃないでしょうか?
 
「ディズニーには勝てないよ」「ハリウッドには勝てないよ」「ブロードウェイには勝てないよ」といった感じで、最初から棄権していたりしませんか?
 
そこで、今一度自問自答してみます。
「本当に勝てないのか?」
「全ての分野で負けているのか?」
「それとも、負けている分野があるだけなのか?」
 
僕の個人的な感想は、対ブロードウェイであっても、対ハリウッドであっても同じで、「プレイヤーとして負けているとは思わないけど、ビジネスモデルで負けている」です。
 
ならば、後者を作ればいい。
スゲーやつは多いけど、勝てないヤツはいません。
 
最も勿体無いのは、「試合に出れば勝てていたのに、試合に出なかったから負けた(=「負け」という扱いにされる)」で、これは他人事じゃなくて、きっと、あなたにもあると思うんです。
 
人生の不戦敗が。
 
ことエンタメにおいては「日本人」という理由で自主規制(棄権)を働かせていることが多いと思うので、「なんだ、たった挑みさえすれば全然イケるじゃん」というところを見せていきたいなぁと思います。
 
もっともっと頑張らなきゃな。
 
明日(朝7時から)は、ブロードウェイのデジタルサイネージに広告を出す為のクラウドファンディングが始まります。
応援していただけると嬉しいです。というか、応援してください。
 
リターンにある「ただただ支援」の「御礼のメール」は、今の僕の正直な気持ちを数千文字送りつけてやろうと思っています。
 
頑張るぞ。
 
それでは素敵な日曜日を。
#最後まで日曜日だと言い張る男
 
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けてTwitter(本アカ)で呟いていただけると、西野がネコのようになついて、フォローさせていただく場合がありますので、感想よろ!
 
【追伸②】
クラウドファンディングは、鴨頭嘉人さんがやっているカモファンディング(https://www.kamofunding.com/)を利用させていただきます。
明日の朝7時にスタートです。

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このnoteは2021年12月19日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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