頭だけでアイデアを出そうとするな byキンコン西野

このnoteは2020年11月23日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:たにさわみつあき さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

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近況報告(お知らせ)からさせてください。
二つあります。

まずは毎度お馴染みですが、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会~マーケティング講座【上級編】~』の受講者が6400名を突破しました。本当にありがとうございます。

こちらは「今の時代の人の巻き込み方やモノの届け方」を結構丁寧めにお話しする講演会なのですが、「上級編」と言っても難しい横文字をたくさん使うわけではなくて、「クラウドファンディングやオンラインサロンのことぐらいは全員が知っている前提で話を進めさせていただきます」という程度です。

踏み込んだ話をしますが、たぶん僕、説明はメチャクチャ丁寧なので(おいてきぼりにはしませんので)、ご安心ください。
主に、経営者さん個人事業主さんクリエイターさん向けの内容となっております。

『西野亮廣オンライン講演会~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページから検索してみてください。

(コチラから↓)

そして、二つ目のお知らせはですね、来月『ゴミ人間 ~日本中から笑われた夢がある~』という本と、『別冊カドカワ 【総力特集】西野亮廣』という2冊の本が同時発売されるわけですが、それぞれどう違うのかをご説明しておきたいと思います。

まず『ゴミ人間 ~日本中から笑われた夢がある~』の方ですが、こちらは僕がテレビの世界から軸足を抜いて絵本を描き始めた日から、映画『えんとつ町のプペル』の公開までの日々を綴ったエッセイとなっております。

副タイトルで「~日本中から笑われた夢がある~」とありますが、本当に、日本中から笑われて、日本中から殴られたんです。

いろんな人から「よく、あれだけタコ殴りされて、日本人を恨まずにいられるな」と言われるのですが、本当にボッコボコにやられた(笑)

自分の興味が次に向いているから、当時、自分を笑った人達や殴ってきた人達の胸ぐらを掴んで「おい」みたいなことはするつもりもないのですが、これから挑戦する人達や今挑戦している人達に向けて、「僕もこういう目にあって、そこそこ傷んだので、頑張ろう」ということは伝えたいなと思って書きました。

ビジネス書ではなくエッセイで、僕の心情が多めに語られております。

一方、『別冊カドカワ 【総力特集】西野亮廣』に関しては、4万字に及ぶ超ロングインタビューや、書き下ろしのコラムがあるものの、どちらかというと僕のことを一番近く見ているスタッフが切り取った「西野亮廣」の話です。

「西野亮廣とは何なのか?」みたいなテーマで、側近のスタッフにインタビューをしているみたいで、悪口とかがたくさん発生しているみたいです。こちらに関しては僕も内容を知らないので、楽しみです。

それぞれ、そんな感じの本が出ますので宜しくお願いします。
amazon等ではすでに予約が始まっております。

そんなこんなで本題です。

今日は、『頭だけでアイデアを出そうとするな』というテーマでお話したいと思います。

こんな記事を好んで聴かれている方は別かもしれませんが、日本人は、結構な割合で高校卒業と共に勉強を辞めてしまうそうです。

というのも、小学校ぐらいから続く勉強が「社会で生きていく為」ではなくて、「大学に入る為」のものであるから、大学に入学したらゴールしちゃうんですね。

ただ、もうお気づきだと思いますが、学校の勉強で手に入る力と、社会で生きていく力は全く別物です。

以前、「大学でマーケティングを学びました」という学生がいましたが、そんなもの現場では1ミリも役に立たないんです。

大学の先生はヒット作を生んでないので。
モノの売り方、届け方を見聞きした情報しか知らない。
「料理評論家から料理を学びました」みたいなことです。

実際に、現場で使えるのは「秋元康さんからマーケティングを学びました」とか「星野リゾートの星野さんからマーケティングを学びました」とかだと思います。

基本的に学校で学ぶことは「歴史」だと思っておいた方がいいと思います。
教材化されているものは、すべて過去情報のまとめなので、「歴史」です。
それを学ぶことは大きな意味がありますが、それだけでは通用しない。

結論、僕らは社会に出てからも勉強を続けなきゃいけないんですね。
インプットし続けなきゃいけない。

で、どうせインプットするのなら、吸収率を上げた状態でインプットした方が当たり前ですが効率良いですよね。

ただ授業を聞くのと、「授業で聞いたことを、明日1000人の前で発表しなければならない」という状況で授業を聞くのとでは、情報の吸収率が全然違う。後者の場合は「吸収しないと死ぬ」という状況なので(笑)

なので、基本的には、アウトプットする場を設けてからインプットした方がいい。

僕は毎日、ラジオで10分喋って、毎日、オンラインサロンに2000文字〜3000文字の記事を投稿することが決まっているので、とにかくインプットし続けなきゃいけない状況に追い込まれています。

こうなると物音一つ逃さないです。

「なぜ、それは、そうなるのか?」の連続です。
ここを辞めちゃうと、毎日の更新が途絶えてしまうからです。

ただ、毎日、書くことに溢れているわけではなくて、そりゃ「今日は何を書こうかな」という日もあるんですね。(トホホ。。)

「書く内容を思いつかなきゃいけない日」というのがある。

これって、形を変えて、皆が同じような問題を経験したことがあると思うんです。

今は特に、自分から発信しないと見つけてもらえない時代だから、皆、少なからず「ネタに困る」ということを経験しているハズです。

で、僕からのアドバイスとしては、「頭だけで考えない方がいいよ」です。
頭の力だけで、アイデアを思いつくのって、大変なんです。

結論を言っちゃうと、「身体の動き」を使った方がいい。

ブログを書くのなら、ベッドでウネウネとネタを考えるのではなくて、書きながらネタを考える。

ほら、「話しているウチに考えがまとまってきた」という経験をしたことがあるでしょ? 

あれです。

あれって、変な話ですが、声に出して自分の耳で聞いて「なるほど、そういうことか」ということが起きている。

文章もそうで、文字を書いてみて、目で見て「なるほど、そういうことか」が起きる。

身体を動かすと、思考はまだボンヤリはしているものの形にはなるわけで、そこからヒントをもらえる。

そこから思考が加速するんですね。

頭だけで考えていたら、この後押しは貰えないんです。

なのでネタやアイデアを思いつかなきゃいけない時とかは、思いついてから形にするのではなくて、5%ぐらいの状態でいいので走し出してみて、走りながら思いついた方が効率が良いです。

それもあって、「毎日発信する」と決めるのとかはいいと思います。
否が応でも走り出さなきゃいけないので。

というわけで今日は『頭だけアイデアを出そうとするな』というテーマでお話しさせていただきました。

 

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