【今、「ビジネス書」が売れない】by キンコン西野

このnoteは2020年11月18日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:おにさわしょうたろう さん

どうも。キングコングの西野亮廣です。

お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。

今日は、
「【今、「ビジネス書」が売れない】」
というテーマでお話しします。


日課の近況報告からさせてください。
2つあります。

一つ目は、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者が5900名を突破しました。

こちらは「今の時代、どうやって人を巻き込んで、どうやってモノを届けていくか?」という踏み込んだ内容になるのですが…このラジオを毎日聴いてくださっている方は薄々お気づきかもしれませんが、めちゃくちゃ当たり前な話ですが「丁寧に何度も告知する」って本当に大事ですね。

「昨日も告知したし、いいだろ」なんて無くて、やっぱりこの『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』にしても、こうして告知する度に受講者が増えていっているんですよね。
ここは大事ですね。

あとは、「すでに購入された方」への配慮ですよね。これも本当に大事。

その方からすると「もう知ってるよ」の内容であることは間違いないので、宣伝の内容を少しずつ変える必要がある。
ここでも、ほぼ毎日、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の宣伝をさせてもらっていますが、毎日、微妙に宣伝文句が違うんです。

宣伝というのは、「繰り返し」と「配慮」。この二つが大切だなぁと、宣伝しながら思っております。

そんなこんなで、『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」内のプロジェクトページから、ご参加ください。

そして、二つ目。

キングコング西野亮廣最新刊『ゴミ人間』の予約がスタートしました。

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こちらは、11月27日まで、リアル書店で直筆サイン本のと予約を承っておりまして、リアル書店での予約者全員にサイン本をご用意させていただきます。

通常版は、amazonや楽天さんでも販売させていただいておりますので、そちらも宜しくお願いします。

(こちら↓)

僕が本を出すときは、絵本以外だと、だいたい「ビジネス書」だったりするのですが、この『ゴミ人間』はビジネス書ではなくて、「エッセイ」でして、僕がテレビの世界から軸足を抜いた日から、映画『えんとつ町のプペル』の公開に到るまでの苦悩と葛藤の日々を綴った内容となっております。

ビジネス書では絶対に使わないような「悔しい」といった言葉が使われていたりします。

また、この『ゴミ人間』に合わせて、『別冊カドカワ【総力特集】西野亮廣』の予約もスタートしておりまして…今、商品説明欄をみて見ますと「西野亮廣超ロング4万字のロングインタビュー」「圧倒的ビジュアルで見せる映画『えんとつ町のプペル』制作の舞台裏」「盟友たちが語る『西野論』」「書き下ろしエッセイ」とあります。

写真が多めになっているのですが、撮影は、『ゴミ人間』同様、蜷川実花さんです。
『ゴミ人間』と『別冊カドカワ』の2冊を宜しくお願いします。

そんなこんなで今日の本題に入りたいと思います。

昨日、予約がスタートして、アマゾンの書籍の総合ランキングを見てみたら、『別冊カドカワ』が総合7位にランクインしていて、『ゴミ人間』が総合2位にランクインしていました。

こうして幸先の良いスタートをきることができたのは、もちろん皆様のおかげで、本当に感謝しています。

で、今回久しぶりに書籍の総合ランキングを見て、面白いなぁと思った変化がありまして、今、いわゆる「ビジネス書」と呼ばれるものが全然上位にランクインしていないんですね。

もちろん、あるにはあるのですが、その数が圧倒的に減っているんです。

僕が鼻息荒くビジネス書を出していた時は、だいたいランキングの10位ぐらいまでには「ビジネス書」が2〜3冊は入っていたイメージなのですが、どうやらどういうことにもなっていない。

上位は「アイドルの写真集」とかが占めていたりするんです。

これを「どう読み取るか?」は結構面白くて、書籍全体の売り上げが下がっていて、一方で、ファングッズとしての書籍の売り上げは下がっていないので、こういうランキングになっているとも取れますが、僕はそうじゃなくて(数字を調べたわけではないので明らかではありませんが)シンプルに「ビジネス書」の売り上げが落ちていると見ています。

「ビジネス書」の需要が落ちている。

もう少し噛み砕くと、「役に立つ本」の需要が落ちている。なぜなら、「役に立つ情報はネット上に溢れかえっているから」です。

これは前々から思うところがあって、というのも僕自身、「ビジネス書」を出す理由があまりないんです。

現在進行形の一番新しい情報はオンラインサロンの方で毎日発信していて、これを本にするとなると、どれだけ急いでも2ヶ月後になる。

今、時代の流れが早いから、2ヶ月も経てば、もう世界のルールが変わっているじゃないですか?

2ヶ月前の情報って古くて、使い物にならないものが多いんですよね。

なので、本を書くなら、なるべく普遍的な内容にする必要があると思って、今回の『ゴミ人間』もエッセイにさせていただきました。

「役に立つ情報が溢れかえっているから、役に立つ情報の価値が下がっている」ということだと思うのですが、このあたりの時代の変化を正確に読んでおかないと、かなりの損をブッこいてしまうと思うので、定期的に「売れ筋ランキング」とかを見ることをオススメします。

時代のニーズに合わす合わさないは各自勝手にやればいいことですが、「時代のニーズを知っておく」ということは全員がやった方がいいと思います。

というわけでは今日は、「今、ビジネス書が売れない」というテーマでお話しさせていただきました。

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今日は「【今、「ビジネス書」が売れない】」について、お話しさせていただきました。

それでは、素敵な1日をお過ごしください。西野亮廣でした。

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