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自分のハンデのサイズと、ハンデを背負う理由をキチンと把握すると覚悟が決まるのでオススメですよ

おはようございます。
「♪温泉でも行こうなんていつも話してる。落ち着いたら仲間で行こうなんて、でも…全然暇にならずに時代が追いかけてる~」という歌に共感していた社会人の友達に、「お前、週休二日で休みがあるんじゃないの?」と訊いたら、ものすごい空気になったキングコング西野です。
#週末はパチンコに行ってるらしい
 
さて。
 
今日は『自分のハンデのサイズと、ハンデを背負う理由をキチンと把握すると覚悟が決まるのでオススメですよ』という話をしたいと思います。
僕の話をしますが、御自身の活動に置き換えながら聞いていただけると嬉しいです。
 

これを言うと、驚かれるのですが…
 

好き勝手生きているように見られるので、これを言うと驚かれるのですが……僕の第一希望は全く叶っていません。
 
僕の朝のルーティンは…

・Voicyの収録
・白熱教室の収録
・サイン本の梱包&配送
・オンラインサロン記事の投稿
 
んでもって、午後のスケジュールは…
 
2週間に一度『スナック西野』の収録があり、
『ニシノコンサル』や『講演会』があり、
『elu』で絵を販売したり、
『オンライン飲み会』や『オンライン勉強会』を販売したりしています。
 
僕の第一希望は「朝から晩まで作品制作と向き合う」なのですが、
 
・Voicy
・白熱教室
・サイン本の梱包&配送
・オンラインサロン記事の投稿
・『スナック西野』の収録
・『ニシノコンサル』
・『講演会』
・『elu』で絵を販売
・『オンライン飲み会』
・『オンライン勉強会』
 
…は、それには該当せず、「集客・宣伝(認知の獲得)」や「資金繰り(制作費の確保)」の為にやっています。
 
ちなみに、これらの売り上げは会社に(CHIMNEYTOWN)にブチ込んで、会社で仕掛けるプロジェクトの運転資金に充てています。
#僕は会社からの役員報酬で生活しています
 
つまり、「西野亮廣は作品制作に集中できているわけでなない」ということです。
 
基本的に、多くのクリエイターは「集客」「宣伝」「資金繰り」は“外注”だったりします。
 
「○○を作ってください」というオファーを受けると、「○○」の製作費や、「○○」を広める活動はクライアントが受け持ってくれるので、クリエイターは「○○」の制作に集中することができます。
 
ただ、そこには、「予算の上限がある」や、
「権利を持てない」といったマイナス面があり……「集客活動・宣伝活動・製作費の調達を誰かに負担してもらう」というのは、手放しで喜べるものではありません。
 
「予算」や「権利」を他者が握っている以上、採算度外視のデタラメな作品を作ることはできません。
「無料公開」や「プロセス販売」なんて、もっての他。
 
そんなこんなで、そこを握る為に、制作時間の合間を縫って、
 
・Voicy
・白熱教室
・サイン本の梱包&配送
・オンラインサロン記事の投稿
・『スナック西野』の収録
・『ニシノコンサル』
・『講演会』
・『elu』で絵を販売
・『オンライン飲み会』
・『オンライン勉強会』
 
…をやっています。
 
まとめると、「必要なハンデである」という話です。
 

左ジャブ一本で、世界戦に勝つ
 

「集客や資金繰りを西野本人にやらせる」というのは、決して健康的な状態ではないと思います。
西野の時間は新作制作に全張りして、集客や資金繰りは「仕組み」で解決した方がいいでしょう。
 
ただ、これには『段階』があると思っています。
 
西野個人が稼働することで得られる売り上げではなく、CHIMNEYTOWNが仕掛けた「サービス」の売り上げで作品の製作費が用意できるのであれば、それにこしたことはないのですが…… 「サービス」を展開するにも、「立ち上げ資金」や「権利(※作品から派生したサービスの場合)」が必要になってきます。
 
『えんとつ町のプペル』の権利を持っていないと、ミュージカルも、CHIMNEYCOFFEEも始められないし、最初にまとまったお金がないと、始められません。
 
生々しい話ですが、そこまでは、西野個人で宣伝をして、西野個人で稼ぐしかないんだろうなぁと思っています。
 
これはまぁ、300年続くエンターテイメントを作るのであれば、抗うことができない運命で、サービスが自走するまでは、「設備投資」だと思って個人で日銭を稼ぐしかありません。
#これは社員さんにやってもらうよりも僕がやった方が手っ取り早い
 
前半戦で申し上げたとおり、その分、クリエイティブに充てられる時間はゴッソリと削られるわけで…しかし、世間は、そんな目で作品を判断しません。
 
「誰が作った作品が一番面白いのか?」の一本勝負です。
 
ボクシングの試合に例えると、五体満足の世界ランカー相手に、『左ジャブ一本(片腕)』で挑むような猛烈なハンデ戦ではありますが、このハンデの必要性を理解しているので、文句などありません。
 
試合直前になって突然「お前は片手しか使っちゃダメだよ」とハンデを申しつけられたわけじゃないんです。
 
となると、あとは、片腕で世界を獲れる強さを用意しておけばいいだけなので、慌てることはありません。
いつの日か両腕で戦えればいい。
 
「自分が、どんなハンデで戦わなければならないのか?」ということと同時に、「そのハンデは何故必要なのか?(=ハンデが無かったらどんなデメリットがあるのか?)」ということを綺麗に言語化(整理)しておくと、覚悟が決まるのでオススメです。
 
一度、自問自答してみてください。
 
現場からは以上でーす!
 
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
 
【追伸②】
明日の正午頃に『映画 えんとつ町のプペル』のDVDの情報がリリースされます。
そのタイミングで予約も開始できると思うので、ツイッターで話題にしていただけると嬉しいです。好きです❤️
 

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このnoteは2021年9月21日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

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