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「効果的なコラボ」と「効果的ではないコラボ」の違い

このnoteは2020年7月18日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

昨夜の深酒がたたり、記録的な下痢を迎えているキングコング西野です。
 
さて。
今日は『コラボの効果』について、お話ししたいと思います。
「効果的なコラボ」と「効果的ではないコラボ」の違いについてのお話です。

 
 
このサロンでも何度も言っていますが、僕が解決しなければいけない大きな大きな課題の一つに、「生活インフラをおさえる」があります。

「作品の売り上げで次回作を作る」というサイクルでエンタメを回してしまうと、作品がコケた時に全ての活動がストップしてしまいます。
そうなってくると、「コケない作品を作ろう!」にベクトルが向いてしまいます。

これが非常に難しい問題なのですが……「コケない作品を作ろう!」の延長は、『作品』ではなくて『サービス』なんです。
基準が「お客さん」にあるので。

それはそれで素晴らしい仕事だとは思うのですが、一方で「くだらねぇな。。」と思う自分もいまして(口が悪くてすみません)……時々、お客さんを無視してブッちぎりたくなるんです。

 
僕がテレビの「ひな段」に出ないことを決めた時も、絵本『えんとつ町のプペル』を分業制で作ることを決めた時も、(本当に一部の方を除いて)まったく支持されませんでした。
ただ、それこそが表現者の「エゴ」で、僕はそこに興味があって、エゴでしか世界は変えられないと思っています。

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