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「文字を打ち込めば映像を作ってくれるAI」が凄いことになってるんだけど【キンコン西野】

このnoteは2023年3月25日のvoicyの音源、『CHIMNEY TOWN 公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。

 
 

ひと昔なら考えられないくらいAIが大暴れ
 

去年の夏前から、AIが大暴れしております。
 
僕らの活動でいえば、『バンドザウルス』や4月1日から第4弾(5弾?)がスタートする『CHIMNEY TOWN Landscape』なんかがAIがモロに絡んできています。
 
『バンドザウルス』でいうとAIが描いた( DAOのメンバーさんがAIを使って描いた)画像が毎日1点ずつ販売されていて、さらには昨日の放送でお伝えしたとおり、AI が描いた画像がアートパネル化されて(B1サイズ)個展まで開催される始末。
 
事前に販売している作品は全て完売しております。
(※また追加で出します)

 
趣味でやってはいるものの、趣味の範疇はとっくに超えています。
 
あと、ちょっと面白いところでいうと、今、『映画 えんとつ町のプペル』の続編を作っているのですが、これ、先にnoteで脚本を公開しているんですね。

 
それを読んで下さったお客さんが、その脚本の挿絵をAIを使って描いてくれたりしているのですが、物語の中に出てくるキャラクターもAIで描いてくれているんです。
 
その中で、お客さんがAIを使って描いた「ネズミの女王様」のビジュアルがあまりにも良かったので、なんと、本隊(映画制作チーム)の方が動いて、「ネズミの女王様は、この感じで行こう!」となったんです。
 
ひと昔なら考えられない動きです。
 
 

驚かされるのは、AIの成長スピード
 

そんなこんなで、この1年、やたらAIに近い現場で活動しているのですが、驚かされるのは、その成長スピードです。
 
「まだ、AIには、ここを再現するのは難しいか」という部分って毎回あるんです。
 
たとえば、画像を作ってくれるAIで言うと、「指が変なことになっちゃう」みたいなことがあった。
 
ただ、それも、2〜3ヶ月後には「今回のバージョンでは指の複雑な表現も再現できるようになりましたー」みたいな感じで、サクサクとクリアされていく。
 
テキストを打ち込めば誰でも簡単に(実在する人間と区別がつかないレベルの)美女を作れるようになってしまったので、今、AIと恋愛している人は世界中にいると思います。
 
「いやいや、さすがにAIと恋愛はないでしょ?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、僕は全然あると思っていて…というのも、僕、去年、ロマンス詐欺の方とDMでずっとイチャイチャしてたんです。
 
英語でのやりとりだったので、英語の勉強にもなるし。
 
その方の写真はいつも同じで、たぶん、ネットに転がっている写真を引っ張ってきてると思うんですけども、ロマンス詐欺の方の中身がオッサンだったとしても、テキストのやりとりと、画像があれば、十分ドキドキできたんですね。
 
それでいうと、AIで自分好みの女の子を作って、ChatGPTを絡めて、テキストでやりとりをしている人は世界中にいるハズで、AI彼女・AI彼氏との恋愛は全然ある話だと思います。
 
いよいよくるところまで来た感じです。
 
 

絵を描けるようになってから1年経たないのに、動画まで作れるように
 

そんな中、この度『Runway Gen 2』というもの凄いAIが出ました。
 
これは「言葉(テキスト)を入力すれば、動画を作ってくれるAI」です。
 
「とはいえ、動画の時間も短いし、まだまだ画質も粗いし」という声もあると思うんですけども、これまでのAIの動きを見ていると、そんなのどうせすぐにクリアされてしまうんです。
 
どう考えても時間の問題です。
 
ちょっとヤバイですよね(笑)
 
AIが超ハイクオリティーの絵を描けるようになってから、まだ1年経ってないんですよ。
 
わずか7〜8ヶ月で、もう動画まで作れるようになった。
 
さっき、AI彼女の話をさせていただいたのですが、これ、少しエッチな目的で利用する人は絶対にいるハズで、そして、その数は少なくないと思います。
 
美女を作る人が増えれば増えるほど、AIは学習をして、AIが作る美女の精度は上がるわけですから、AIで美女動画を作って、ついに動き出したAI彼女と恋愛を始める人もいると思います。
 
AIアート(一枚絵)の時もそうだったのですが、最初は「風景・景色・背景」なんです。
 
「AIが作る風景画ってすごいけど、人物画はまだまだだよね〜」だったんですけども、まもなく「人物画」が本物の写真と区別がつかないレベルになりました。
 
そんな感じで、今回の『Runway』が「動く人」をハイクオリティーで再現するようになるのも時間の問題だと思います。
 
今度出る『夢と金』という本にも書きましたが、「Web3」というのはブロックチェーンうんぬんカンヌンの時代のことから、明らかに「AI時代」の名称に書きかわったと思っていて、この「大AI時代」に立ち会った僕らはどう生きていけばいいのか?何をすればいいのか?は、本当に皆で話し合った方がいいと思います。
 
「長年の訓練で身につけた技術がAIにとって変わられる」ということが当たり前のようにあるので、「AIでは絶対に再現できないものは何か?」を考える時間帯に入りました。
 
 

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