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サロンメンバーを勝たせながら、前に進む

このnoteは2020年6月29日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。

インターン生の「べえ君」が仕掛けた『ベスケットボール(※バスケットボール)』イベントの参加券を買って、一般参加させていただくキングコング西野です。

(※チケットは完売していますが、また出ると思うので、べえ君のネットショップを要チェックやで! 売り上げは、べえ君の飲み代に使われくさります)
 
 

さて。
今日は『サロンメンバーを勝たせながら、前に進む』というテーマでお話しさせていただきます。

前半戦は、全てのサービス提供者が押さえておいた方がいいじゃないかなぁという話を。

そして後半戦は「僕なら、こうします」という具体策を発表させていただきます。

売り上げの使い道を宣言するマーケティング

このサロンで本当によく言っていることですが…あらゆる業種において、クオリティーで差別化を図ることが、いよいよ難しくなってきました。

 
全員が「より良いもの」を作れるようになったので、「より良いもの」の価値がギュイイーンと下がっちゃったわけですね。

プロダクト(生産物)は売り物にならなくなってきたので、『付加価値の創造』が求められています。
ここで僕らは、「『付加価値』には、たとえば、どういったものがあるのか?」を整理する必要があります。

 
数日前の記事で、「通りがジグザグの屋台村」の話をさせていただきましたが、あの屋台村は「この先、どうなってるの?」という【トレジャーハンティング的な体験】が『付加価値』となっています。
屋台村は『料理』だけじゃなく、『体験』も販売しているわけですね。


別の例も挙げます。

 
多くの表現者が言語化できずに取り零していますが、オフラインイベントの付加価値は『お客さん』です。
オフラインイベントには、オンラインイベントでは味わうことができない「お客さんとの一体感」があります。

「ライブ感」という言葉で包まれて見えにくくなっていますが、つまるところオフラインイベントは『お客さん』を売っています。

お客さんが買っているのは、出演者のパフォーマンス以外にもう1つ、「他のお客さんとの繋がり」なんですね。

この部分を強化しようと思い、僕がイベントを仕掛ける時は、

・「イベントを観に来たお客さんの打ち上げ会場」
・「イベント前に、お客さん同士が交流をとれるスペース」
・「お客さんが協力しないとイベントが前に進まない仕掛け」

…などを細かく設計します。

オフラインイベントの付加価値である『お客さん(との繋がり)』を最大化する施策ですね。

こうすることで、西野のイベントを買う理由が「西野のパフォーマンス」だけでは無くなります。

 
このように、ひとえに『付加価値』と言っても様々なものがあります。
 
そんな中、この一年ぐらいで僕が特に注目している『付加価値』があります。それは、

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