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スタッフへの業務連絡 〜『絵本寄付』の実験〜

おはようございます。
僕のお姉ちゃんが「『ガリレオ・ガリレイ』って、名前の響きだけで売れた感じあるよな」と言っていて、そんなことねーだろと思っているキングコング西野です。
#アイツはそれなりに結果を残しただろ

さて。
今日はヘタしたらヘタするかもしれない話をしたいと思います。
まだ社員さんやインターン生にも話していないので、この記事を、そのまま株式会社NISHINOのスタッフの皆様への業務連絡とさせてください。
#ところで新しいオフィスはどこにあるんですか

先日、『チップ書店』という実験をさせていただきました。

あらゆるサービスのクオリティーが上がり、機能の均一化が進み、商品内容(機能)で差別化を図ることが難しくなった今、どうやら僕らはジワジワと『人』を買い始めています。

「どうせなら、あの人の店に行こう」や「どうせなら、あの人から買おう」といった調子で。

つまり、今、『購買行動』そのものが『(サービス提供者への)支援活動』になってきていて、僕らは、この変化を確実に捉える必要があります。

個人が購買行動でもって個人を支援するこの時代と『チップ』は(たぶん)相性がよくて、そうなった時に、スタッフ全員に「Myレジ」に持ってもらって、お客さんには応援したいスタッフのレジに並んでもらおうと思い、『チップ書店』という奇妙な実験を始めてみました。

案の定、「だー君(インターン生)への支援になるのなら、定価よりも高くても、だー君から買う」というお客様は一定数いて、今日も、『チップ書店(だーくん店)』は多少のボッタクリ価格で元気に営業しています。

寄付の力

そんな中、同じタイミングで『田村プぺル書店』が立ち上がりました。

こちらの店も多少のボッタクリ価格で展開しており、ボッタクリ分は田村Pへのチップになります。
※そのお金で熊本飯を食べる(=熊本の飲食店にお金を落とす)そうです。

他の『チップ書店』と違うのは、『田村プぺル書店』で買われた絵本は、全て(今回は、令和2年7月豪雨で大きな被害が出た熊本の)子供達にプレゼントされるという点です。

すでに手配は整えていて、明後日には熊本の子供達のもとに絵本が届きます。
#田村さんが直接届けに行ってくださるそうです

驚いたのは、熊本飯に目が眩んだ『田村プぺル書店』の売り上げなのです。

なんと、二日で【1500冊】が売れました。

「子供達が喜んでくれるのなら3冊買います」「5冊買います」
という人が結構いらっしゃったんです。

そして、「代わりに絵本を届けてくださってありがとうございます」と。

前々から『ギフト』としての絵本の可能性には目をつけていたのですが、今回の『田村プぺル書店』の結果にはガツンとくらうものがありました。

そんな中、昨夜。

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