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今、コロナで何が起きているのか?

このnoteは2020年3月29日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
「ボクとキミの形が違うのは穴を埋め合うためだ」と僕が言うと、途端にスケベに聞こえてしまうキングコング西野です。

さて。
連日、新型コロナウイルスのネガティブニュースが流れてきます。
基本的に僕が「起きちゃったことは仕方がない」主義者というのもありますが、「状況をキチンと整理して、冷静に対応すれば、乗り越えられない壁じゃない」と思っていますので、今日は、「今、何が起きているのか?」「今、何をやるべきなのか?」を、いろいろ整理していきたいと思います。

今回の記事は、たぶん結構、参考になると思います。
長くなりそうなので、今日と明日で「前編/後編」で分けさせてください。

眠っている価値を発掘するチャンス

先週、スナック『CANDY』(五反田本店)のママのもんちゃんから、「CANDY、しばらく休んだ方がいいっすかね?」と連絡が来たので、「そうだねー。とりあえず2週間ほど休んじゃおう!」と返事をしました。

ただ、「店を閉める=売上が落ちる」という結論は雑すぎるので、ここで、「店を閉めたことによって、売れるものは何があるんだろう?」と考えます。

直後、もんちゃんに「CANDYは、そもそも空間(えんとつ町テイスト)に価値があるんだから、『利用者3人以下』を条件に、1日1万円で貸しきれる権を売りましょう」と伝えました。

『3人以下』としたのは、「狙っている異性を口説く際に二人っきりでCANDY借りたい人の言い訳」を用意してあげる為です。
『2人以下』で販売してしまうと、その権利を買った人が「誰か狙っている人でもいるの?」と突っ込まれる可能性が出てくるので、購入にブレーキがかかってしまいます。

結果、CANDYの1日貸し切り権(1万円)は、2週間分が即完で、ママは無事に生きていけます。

「『店を2~3人で貸しきれる』を販売する」という答えに辿り着いたのは、間違いなく『新型コロナウイルス(大勢だと感染のリスクが高くなる)』がキッカケで、そこから、「ならば、どうすれば?」と考えはじめて、「よくよく考えてみたら、CANDYって、空間に価値があるよね」となったわけです。

昨日、美容室『NORA』さんを応援すべく「ヘアカットの前売券」を20枚買わせていただきましたが、そういえば、月1回髪を切りにいっても、20ヵ月かかるので、『NORA』さんのヘアカットの前売券はサロンメンバーさん(限定20名様)にプレゼントさせていただこうと思っています。

そんなことを考えていたら、長野で美容室を経営されているサロンメンバーの高橋さんが、「NORAさんのヘアカットの前売券を5枚買ったのですが、僕は長野にいて、お店にいけないので、株式会社NISHINOの若手スタッフさんで使ってください」と前売券をプレゼントしてくださいました。
#神かよ

これはつまり、何が起こっているのかというと...

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