あなたは2度人生を楽しめる。

もうすぐ50歳Pです。

すごく、ぐーたらな社員の先輩がいました。

でもその人はたまにものすごくいいこと言うのです。

「子供ができると、もう一回人生の初体験ができるぞ!」

「どういう意味ですか?」

「ほら、俺たちもう初めてってないじゃん。例えば、海を見て、うわ~広いとか。青いとか。2度と思わないじゃん。」

「はい。」

「でも、子供ができると、子供が初体験をいろいろするわけ。海をみるのも初めて、雪を見るのもはじめて。なんでも初めてだからさ。そのリアクションで、もう一回人生を楽しめるんだよね」

そのことを聞いたときは、まだ若くてその意味をよく理解していませんでした。


自分に子供ができて。

本当にその意味がよくわかります。

自分にとって当たり前になってしまった日常の風景や体験が子供にとっては、毎日が新しいことだらけ。

その経験を一緒にすることで、世界が違って見える。

この体験・発見はエンタメをつくるときに、ものすごく役に立つ、と思いました。


モノをつくるのが上手な人は、子供の目を通して、ということも必要なく。きっと毎日の生活の中で、小さな変化に敏感で、その体験をものづくりに生かしているんだと思います。

そして、物語の主人公になりきって、その主人公の初体験を想像できる、想像力を持っている。


自分の場合は、子供といった強制的に違う目線を持つことによって、視野が広がりました。

子供の目線でしか気づかない道端の草花の変化。

空の見え方。雲の見え方。


でも、子供がいなくても、自分が意識さえすれば、世界は変わって見えるし。

日常の中に、企画やストーリーになるネタは転がっているんだと思います。





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