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enso Japanスペシャルムービー完成に想いを寄せて〜伊藤仁美〜

クリエイティブディレクター湯川篤毅氏のもと、着付け動画が完成いたしました。

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クラヴィーコードの音色と万物の音が美しくたゆたう世界の中で着物をまといます。今回は伊藤仁美がムービーにかけた想いをお伝えいたします。

1. ムービーを作りたいと思ったきっかけは?
ある夜、雨音を聞きながらボーっとしてたら、少し懐かしいような美しい音が頭の中で流れ、着物を着てる映像が見えました。
1枚1枚踊るように軽やかに衣を重ね、
ただ音に身を任せ、
その度に外の世界と自分の内が繋がっていくような感覚でした。
これがまさに「着る」時の、
自分自身が一番理想とする心身の状態であり、着物の本質的な魅力だと思いました。
それを共有できる映像を作りたいと思ったのがきっかけです。


2. なぜ誉田屋源兵衛さんの着物を?

京都室町で280年と歴史ある老舗でありながら、「革新」の精神で伝統を繋がれている十代目の山口源兵衛さん。
源兵衛さんの作品には、時代を超える美を感じます。そしてそれは、これから先も変わることなく、美しさを増していくと感じています。

3. 撮影現場で大切にしたことは?

「無」になる事です。
その一言に尽きます。


4. 実際に撮影現場で感じたことは?

内田輝さんの奏でるクラヴィーコード、雨の音、虫の声、衣の音、
その時在った音が、ただそこに身を任せ衣を重ねることで、どんどん聞こえてきて、心身の解放と比例している事を実感しました。
最後は本当に気持ちよくなり、NEW BALANCEの紐を結んだ後、全速力で走りたくなりました。笑


5.きものとは?

「道しるべ」でしょうか。
自分を探しもがいていた時に、そっと行く道を教えてくれました。
そして現在も、これからの子供やその子供たちへ。どのように伝え、何を残していくべきかを教えてくれてるような気がしています。


6.着物を着る上で、着付けをする上で大切にしていることは?

その日その瞬間、心と体が求めるものを着ることを大切にしています。
自分自身が心地いいというのが、周りにも良い循環をもたらすと思っています。

7.今回のムービー完成にあたってメッセージを

沢山の方にご尽力頂いたおかげで、発表する事ができました。
プロデューサーの湯川篤毅さんなくして、この作品は語れません。心から感謝しています。
更にNEW BALANCEさんとの素晴らしいご縁。
そして作品に美しい音で息吹を与えてくださった内田輝さん。
お衣装に敬愛する山口源兵衛さん。
更に素晴らしいチームの皆さんと作った映像です。
衣の声が皆さんに届くと幸いです。


サポートは動画製作費等で遣わせていただきます。持続可能なプロジェクト支援としてサポートいただけたら幸いです。