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ちょい楽なのは否めない。地蔵会のご感想その6

6月に入ってどんどん夏感がアップしていますね。
雨が降って水が増え、滝の水量も増えています。
ヤマボウシの花もそろそろ見頃です。

地蔵会のご感想いただきました。
ありがとうございます。

「こんにちは。
 ◯◯です。
 地蔵会の自分自身への施餓鬼供養ありがとうございました。
 自分すごく欲張りなんだ!と思ったことがあって
 それにほとほと疲れた、というのもあり。

 もっともっとと欲しがる気持ちの餓鬼もいる
 というお話が妙に気になったのと、
 メールで相談に乗っていただいて
 (あの時はありがとうございます)
 やってみようかなと思いました。

 今の所、もっともっと欲しい気持ちが弱まったか
 というとまだよくわからないんですが(スイマセン)
 なんかひりつくみたいな感じは減った気が?

 少し距離感ができたっていうか。
 おつとめを続けていいということなんで、
 しばらくやってみて様子見して
 次またお願いするか考えさせてください。

 でも、ちょい楽なのは否めないです。
 やってみるもんですね。
 ありがとうございます。」

こちらこそありがとうございます。
「自分自身への施餓鬼供養」という発想は、
この方のご質問がなかったら思いつかなかったかも
しれません。
ちょっと斬新です。

「もっともっとと欲しがる気持ちの餓鬼」の話は
これですね。


「十界互具」という言葉があります。
「十界」というのは、六道の地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天に
声聞・縁覚・菩薩・仏の四つを加えた十の境涯。
この十界の一つ一つが互いに他の九界も備えている
ということです。

私たちは人間界に生きていますが、この世界の中にも
地獄・餓鬼〜菩薩・仏の世界の要素があるということ。

感動的な素敵な行いができることもあれば、
信じられないくらいひどいことをしてしまうこともある。
幸せで安心した最高の気持ちになることもあれば、
怒ったり心が乱れて最悪で荒んだ気分になることもある。

人間界に生まれたということはそこそこ良い功徳を
積んできたということですが、この世界に生きていながら
厳しい世界の経験もより優れた世界の経験も両方できれば
厳しい境涯に戻らないよう気をつけ、優れた境涯を目指そうとする
行動が実感を持ってできるようになるでしょう。

また、厳しい境界の世界にいる者たちの辛さを感じて、
より深い慈悲の気持ちを抱くことができます。

現在の自分の状態が、そう悪いものでないことに気づくと、
自分の苦しみや欠乏感だけではないところに目をやる余裕が生まれます。

なので、餓鬼のように何かを渇望するという経験は
自分になにを教えようとしているのか?
そしてそれを知ったらどうしたら望ましい方向に
変えていけるのか?
辛く苦しい中でも、隙を見てそれを考えることができれば、
何かいいことを思いつく可能性が出てきます。

こういうことは、自分で気づいて自分で変えていけるのが
もっとも納得のいくやり方です。

ちょい楽を増やすことで、その隙が増えるかもしれませんよ。

何か変わったことに気づいたら、またぜひ教えてくださいね。

*********************
毎月24日はお地蔵さまのご縁日。
この日に小さな法要を営み、
生きとし生けるあらゆるものへの祝福
この世界にあるあらゆる諸霊へのご供養
全ての大地から生まれるあらゆるものへの感謝
をお祈りいたします。
お地蔵さまへのお願い受け付けてます。
締め切りは6月20日です。

宗派宗教にかかわらずお申し込みいただけます。

お問い合わせ、お申し込みは下記アドレスまで。
enshu0615*gmail.com (*を@に置き換えてください)

折り返し申し込み要項をお送りします。

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