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観音さまの日。粉河寺

観音さまの日は18日です。

わりと近所の粉河寺をご紹介。

西国三番札所、粉河寺。

たまたま粉河かいわいに用事ができたので、
粉河寺にもお参りすることにしました。

ちなみに、出先で見つけてお参りする「ついで参り」はあんまりよくない
と言われたこともあるのですが、
用事ができて行き方を調べてて、マップで出てきて
気になる、っていうこともありますね。

もちろんついで参りでない方が丁寧ですが
その時に行きたいな!と思う直感もあり、
という気もします。

今回はあらかじめ調べていたのでセーフ、
ということにしておきましょう(笑)

粉河寺はJR粉河駅から歩いて10分ぐらい。
お寺に向かって登り勾配の道になります。

駅からお寺まではちらほらお店が並び、参道のように
なっているので、道なりにいけば迷わず着けます。

まず大門が見えてきます。
重要文化財で、和歌山県では高野山、根来寺に次ぐ大きさだそうですが、
仁王さまに気を取られて門の写真がありません。
すごい気になる仁王さんがこちら。

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なぜか覗きこむように見ているのでメチャ近い感じ。

次の文化財は中門。

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一つ一つが立派。

寺域が広く、けっこう歩きます。

宝亀元(770)年開創とのことで、実に1250年経つ古刹。
ご本尊は今まで一度も開帳されたことのない
千手千眼観音です。

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本堂も重文。

手前の粉河寺庭園も国指定名勝。
桃山期のものだそうで、なかなか斬新でカッコいいです。
目を引くのは蘇鉄。

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一目惚れ庭園。

個人的なイメージでは、桃山~江戸初期で徳川家ゆかりの庭園には
立派な蘇鉄があることが多いような。
流行ってたんですかね?
一時期薩摩藩が贈り物としてよく蘇鉄を使ってたと
聞いたことがあります。

観音さまの他、お地蔵さま、お薬師さま、阿弥陀さま、役行者などがおられます。
本堂には大日如来、不動明王、閻魔さま、鬼子母神もいらっしゃいます。

この本堂の裏手に粉河産土神社があります。

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ご祭神は丹生津比賣命と天忍穂耳命。
摂社も多く、にぎやかな感じです。

神仏はにぎやかですが、お寺はとてもしっとりと落ち着いていて、
ゆっくりしたくなる場所でした。

ひとしきりお参りして、ちょっと休もうかなと入ったお店では季節の桃を売っていました。
その品種名は「はなよめ」。

15日の縁結び祈願には結婚のご縁を結びたい方も多かったので、
こういうシンクロはなかなか嬉しいものです。

改めてご縁結び成就をお祈りしました♪

桃は不老長寿、魔除けの意味を持ち、吉祥を招き、
恋愛成就、結婚成就、子授けなどによい果物でもあります。

ちょうど旬となってきましたので、
こういうお願いのある方はこの時期ぜひ桃をお供えしたり召し上がったりしてください。

和歌山県は桃の産地。美味しい桃いっぱいありますよ!

西国三十三観音は日本でもっとも歴史ある巡礼路。
仏を慕ってお参りするだけではなく、その道中の風光を楽しむのも巡礼のうちです。

密教的に言うならば、道中の山川草木、出会う人、食べるものや飲む水も、すべてが仏の顕れです。

五感すべてで仏さまを感じて、巡礼をお楽しみくださいね。

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