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5月の地蔵会無事終了しました!恵みを受け取る。

今日も雨が降ったり止んだり。
緑がだんだん濃くなってきました。

本日の地蔵会も無事終了。

毎回つつがなくおつとめさせていただき、ありがたいことです。

施主さま、また無料祈願にご参加いただいた皆さま、
まことにありがとうございました。
施餓鬼供養の施主さまにおかれましては、あと3日間
どうぞよろしくお願いいたします。

ご感想などいただけると大変嬉しいです!

今回の地蔵会は、恵みを受け取る、といったテーマが
あったような気がします。

お地蔵さまの三摩耶形は宝珠、あるいは幢幡。
幢幡は簡単にいうと「旗印」ですね。
竿の上に如意宝珠が乗っていて、吹き流しのような旗が
付いているもの。

これがなぜ三摩耶形なのか、というと
大いなる慈悲というものは魔をも打ち破るから、とも
如意宝珠がついている幢幡は「如意宝幢」であり
あらゆる法がここから生まれるということを示していて
お地蔵さまもそれと同じだから、とも言われています。

お地蔵さまは大地の持つ徳を体現されている方です。

ご供養をしているといろんなイメージがわくことがありますが、
今回はお地蔵さまがこの宝幢を持っておられて、
その幢が長く空に流れている感じがありました。

それはお地蔵さまが「わたしはここにいるよ」
ということを教えてくださっているようでもあり、
ここをめがけていらっしゃい、
と目印を立ててくださっているようでもあり。

お地蔵さまは六道を遍歴して
あらゆる衆生を救うことができますので、
向こうからやってきてくださるというイメージが強いのですが、
旗を目印にこちらから行ってももちろんいいんです。

目印をめがけて行ってお地蔵さまにお会いできたら
その手の如意宝珠からいろんないいものを惜しみなく
手ずから与えてくださるのかもしれません。

どんなに恵みを雨降らせてくれても、受け取ろうと
しなくてはただ流れ落ちてしまいます。

人はよく罪悪感という傘、自己否定や自己卑下という傘を開いて、
せっかく降らせてくださっている恵みの雨を
ばっさり避けてしまうということをしてしまいます。

そんな自分は恵みにふさわしくない、と。

どんな衆生も救うのが菩薩のお仕事。
ですので、仏さまの側から拒むことはありません。

恵みを受け取れる自分になるためには、
とりあえずその罪悪感や自己否定の傘を閉じること。

どうやって閉じるかというと、コレですよ。

まあでも、この傘きっちり閉じられるようになるには
なかなか工夫がいりますよね…
壊れたジャンプ傘みたいに勝手にバンバン開くし。

お地蔵さまは胸になんかほっこりしたものを
渡してくれる方ですので、なんとかお力をお借りできないかな
と日々考えてたりするわけです。

ともあれ、来月はどんなお地蔵さまに会えるのか。
毎回楽しみです。

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