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8月地蔵会無事終了しました。「だって、神さまが見えるもの。」


最近朝晩びっくりするほど涼しくなってきました。

足早に秋です。


空もだんだん高くなってきました。

今月の地蔵会も終了しました。

施餓鬼供養の施主さまには引き続きあと3日間

お勤めよろしくお願いいたします。


地蔵会祈願の施主さま、また無料祈願にご参加の皆さま、

今月もありがとうございました。


8月はお盆もあって地蔵盆もあって、なので

地蔵会に関してもやはり

ご供養ということが非常に強く特徴づけられる月になるなあと

改めて感じられました。


こういう時期は、非常に上がりにくい類の方も

8月という時期の、多くの人がご供養に向ける思いの流れに乗せて

上がることができる場合があるように思います。


国や地域や家系や個人に関わる、強い思いや葛藤を

抱えたままの方々が、その思いを手放して

次の世界へと移行するときにようやく

お姿のイメージを感じたり、伝えたいことや

いろんなことがわかることがあります。


こういう法会を行っていると、

施主さまから特にご依頼いただいたご供養の相手だけではなく

お経や法会の金の音を聞くことのできる範囲にいる方々や、

修法を行っている私自身や施主さまご自身に関わりのある方々、

三界萬霊、法界の供養を求めているものたちなど

少しでもこの法会に縁のあるたくさんのものたちが

その功徳を受け取ることができるとされています。


回向すると功徳の7分の6は自分が受け取る、というお話を

何度かしたことがありますが。

多くのものが受け取ることができるので、

自分の受け取る分も大きくなるということ。


そして、もう誰にも知られることも供養されることもない

霊たちが、特にそういう機会に会えるのをことさらに喜びます。


私たちが「◯◯家先祖代々」と大きなくくりでご供養するのは

もう思い出されないけれどもまだご供養してほしいと

思っている方にもその功徳が届くようにとの思いからきています。


三界萬霊も同じですね。


ご供養というのは今日行ったから明日効果が出る、

というものではなく、

撒いた種が芽吹いて育つようにと毎日水を与えるようなもの。


だいたいは結果がはっきり見えるわけではありませんが、

行っているうちに安心感につながったり、

ある日気がついたらなんだかいい状態になってた!

ということが多いです。


今回、お地蔵さまの御真言の念誦をしていると

白い衣の女性が「もういいです。上がることにします」

と言ってふわりと浮かび上がるイメージがわきました。


この方は多分、長い間ある強い思いにとらわれて

今までこの世界に残り続けてきた方。


もう終わりでいいんですか、と伺うと

「もう終わりにします。だって、神さまが見えるもの」

とのこと。


想いにとらわれていたときは、神さまは見えなかったそうです。


キリシタンの方だったんですね、というと

はい、と笑って頷いて去っていきました。


お地蔵さまはその様子を微笑んで見守っておられました。


日本に生まれた方は日本の土地の神さまの加護を受け

日本に暮らしている方は日本の仏さまも見守ってくださいます。


その人の信仰によっていく先は違うのかも知れませんが、

どの神さまも仏さまも、多分どんな人でも

本来その人が行くべきところへ行けるように導いてくださるのだな

と思います。


人の心の強さも、神仏の導きの確かさも、

さらに信じてみたくなる、そんな日でしたよ。

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