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古楽アンサンブル レゼポペ広島公演を楽しむために③

レゼポペ宣伝コラムその③

今回の出演者紹介はヴィオラ・ダ・ガンバのエマニュエル・ジラール!



エマニュエルさんは現在、仙台在住で日本語ペラペラ!フランスの大学で日本語を専攻されていて読み書きも出来るそうです。

こちらがプロフィールです。

エマニュエル・ジラール
パリ・ソルボンヌ大学で美術史、ラングゾー=フランス国立東洋言語大学で日本語を学び、パリ国立高等音楽院をチェロ、室内楽共にプルミエプリで卒業。卒業後、同音楽院の古楽器科において、バロックチェロと通奏低音を学ぶ。横浜国際音楽コンクール審査員。ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者でもある。現在、桐朋学園大学音楽学部の特任教授として、チェロ、ガンバ、室内楽の指導を行っている。宮城学院女子大学音楽科非常勤講師。
CDはバッハの無伴奏チェロ組曲、20th Century Folk Cello Solo」(N.A.T)、創設メンバーであるアンサンブル マレラで、フォルクレの組曲をナミ・レコードより好評発売中。アンサンブル マレラのシューベルトの室内楽作品、マレー異国組曲のCDをリリース。



アンサンブル・マレラでも録音されているフォルクレの作品を聞いてみましょう。

A. フォルクレ ポルトガル人
https://youtu.be/Kw4fLUsjOOs

17-18世紀フランスではヴィオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)が大変人気で、ルイ14世がとりわけ好んだ楽器でした。それ故、名手も多く、フォルクレもその1人です。マラン・マレとともにフランス・ヴィオル界の双璧であり、その演奏スタイルの違いから「天使のマレ、悪魔のフォルクレ」と呼ばれていました。
ヴィオルの魅力たっぷりの曲で、時折り入るエマニュエルさんの流麗な装飾が美しい♪
マラン・マレの曲は今回からのコンサートで弾きますのでお楽しみに。


さて次にご紹介する動画はバッハの無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011です。
エマニュエルさんによる解説が冒頭についております。
この組曲にはフレンチスタイルが存分に取り入れられており、イネガル(不均等)な弾き方が自然に聞こえます。

J.S. バッハ 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011(レクチャー付き動画)
https://youtu.be/ph4qpJcNGTg



エマニュエルさんはモダンチェロも弾かれていて、20世紀の作曲家によるチェロ独奏曲集を出しています。古楽と現代芸術とは相性が良く、フランスでもコラボレーションする事がしばしばあります。
CDに収録されている黛敏郎「文楽」の対話するようチェロはバロック期のDialogue (対話)と通じるものを感じます。

黛敏郎 文楽
https://youtu.be/NLNmnDj6Mg0


次回は演奏プログラムを大公開いたします!

コラム④ プログラム紹介
https://note.com/ensemble_germes/n/n20de4e7b98e4

他の出演者の紹介コラムはこちら

クレール・ルフィリアートル(コラム①)
ステファン・フュジェ(コラム②)


コンサートの情報はこちら

古楽アンサンブル レゼポペ 広島公演
~夜のままで Let the night be long~

フランスから近年人気の高い古楽アンサンブル来日!!
フランス17世紀の宮廷歌曲が広島の秋の夜に響き渡る。

【日時】
2022年11月10日(木)19:00開演(18:30開場)

【場所】
広島市東区民文化センター スタジオ1

【出演】
古楽アンサンブル 「レゼポペ」
ソプラノ: クレール・ルフィリアートル
チェンバロ: シュテファン・フュジェ
ヴィオラ・ダ・ガンバ: エマニュエル・ジラール

【プログラム】
ル・カミュ:夜のままで
ランベール:楽しもう、甘い安らぎを
シャルパンティエ:泉のほとりで
マレ:シャコンヌ
リュリ:イタリア人の嘆き
ダングルベール:組曲 ト長調  ほか
※曲目は変更になる場合がございます。       

【チケット】
一般: 3,000円(当日3,500円)
学生: 1,000円(当日1,500円)

オンラインチケット:TIGET (https://tiget.net/events/202075

【お問い合わせ】
ensemblegermes@gmail.com
090-2000-1986(アンサンブル・ジェルム)

【主催】
Ensemble Germes

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