仕事辞めたい病

新しい職場に入ってまだ半月ほど。
だけどやはりやってくる、その名も「仕事辞めたい病」!

前職の時は初日から思った記憶がある。すごく嫌な環境!とかそんなことはない。寧ろ職場の人たちには良くしてもらっているくらいだ。ただこの「辞めたい」は「私に務まるのか……!?」という気持ちから来るものなのである。

えっ難しすぎない? えっこんなの覚えられる? やっていけるの!?

こんな言葉が次々脳内に浮かぶ。

新しい職場なら、仕事がわからなくて当然? できなくても当たり前?
よくそう聞くし、実際に職場でもそう言ってくれる人がいるのだが、どうしても不安になる。
「自分は全然理解が追い付いていないし至らないけれど、普通の人はもっとできるんじゃない? 普通の人はもっと当然のように新しい仕事の流れも把握できてるのかな?」などと考えてしまう。
新卒ならともかく中途採用ならなおさらその考えが強くなってしまう。社会人経験がある中途なら普通はもっとできて当然なのかなって……
とにかく「自分が人より劣っているんだ」という思考に陥ってしまう。

不安で不安で、続けていけるのか心配になる。
けれど職場で指導してくれている方は私に対し、「普通にできている」と思ってくれているらしい。寧ろ期待してくれていると思う。ほ、ほんとに……? 内心ではやはり不安である。

すごーく難しいとかすごーく忙しい仕事ではないのだが、やはり仕事である以上、正直やだなぁとかやりたくないなぁと思う内容も出てくると思う。
それをどれくらい妥協できるかがポイントになるだろう。
会社員は皆、1に妥協2に妥協、3、4も5も妥協そして忍耐!の労働をしているのではないだろうか。そう考えてしまうほど、私にとっての労働=苦行という認識は揺るがない。

「労働自体が苦!!!」という個人的な根本的な思いをひっくり返すことは難しいのでこの際深く考えないでおこう。

どうしても妥協できなかったり、心身が壊れそうだったり、この先続けていけなさそうだと判断した場合は退職するという基準を私はなんとなく持っている。そうしてこれまで2社を退職した。
1社目は明らかに心身が不調になってきたことと、この会社にいる未来を考えられなかったことで辞めた。2社目も業務体制を鑑みて長期的に続けるのは困難だと判断して辞めた。
もうちょっと続けてみた方が良かっただろうかと思ったことも無くはなかったが、やはり長く居られる場所ではなかったなという思いは変わらない。

今回はどうなるだろう。
何があってもなくても、常に何か心配しているのが私という人間なので、悩むなという方が無理な話だ。
かといって何も起きる前から恐れ、悩みすぎても疲弊してしまう。まさに中国の古典にある「杞憂」だ。天地が崩れ落ちてくるのではないかと憂い、夜も眠れなくなってしまった人の話。現代的に考えたら非現実的に思える。それよりかは「仕事が上手くいかなくてつらい……」という方がずっと現実に起こり得るだろうが、そんなの天地が落ちてくるほど有り得ないことだ、と笑い飛ばせるくらいになれたらいいのに。
もうちょっと楽に構えていられるようになりたいものだ。

こういう気の持ち方がいいよ!とか、こんな風につらい時期を乗り切ったよ!っていう人々のお話も聞いてみたい。(もしあったらよろしくお願いします)

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