人に強制をしない、そして強制されない
『あの人の宝物』からの引用です。
家事評論家、随筆家の吉沢久子さんの宝物を紹介した章に差し掛かりました。
吉沢さんの宝物はフランスの古い器。格式高いように見えるが、他の皿も含めて普段からいろんなことに使うようです。気高そうなお皿はここぞというときにしか使わない、といった決めつけを嫌うそうで、自由に使っていると。
吉沢さんのもとに寄せられる相談の中に、コンビニの総菜をよく買うが、ご主人も美味しいというからなかなかやめられない。これではいけないと思っているがどうすればいいか、と。
これに対して吉沢さんのお返事は、それはその人の自由。ご主人も美味しいと言っていて楽しいならそれが一番で、正解は人それぞれ。悩むことはない、と。
好きなもの、何を優先するか、考え方など人それぞれであって、「これがおススメだからこうしなさい」などとは言わない。強制しない。
そして、同じように誰かのおススメを鵜呑みにして自分の好きなことや性格などを抑えてまで真似をしない。強制されない。
正解は人それぞれ。自分なりの答えを出せばいい。
何かホッとする言葉です。
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