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「ゆる起業講座」の最初に目指すこと

好きを仕事にするSALOONオトナ予備校の第1講目を担当する、行政書士の工藤保広です。

このノートではわたしの講義とワークで、参加頂いたあなたに何を持ち帰っていただきたいかを記します。

物としての成果は、
仕事と生活(副業、ボランティアなども含みます)のそれぞれについて
これまでの経験と
今後取り組見たいことを、
自ら書き出した、キャリアプランシートです。

このシートはこの予備校の他の講座、
特に2講目の宮治さんと
2日目の瀬戸さんの講座に向き合う上での
基礎資料になります。

宮治さんは、各所で活躍しているキャリアコンサルタント。私が先にまず、全体的なキャリアの棚卸しをすることで、宮治さんにはゆる起業(副業、複業)に特化して、参加者の皆さんの適性などをより踏み込んで考えていく機会にしていきます。

瀬戸さんは、俳人で文筆家。端的に自身を文字でアピールすることは、SNSを初めとしたセルフブランディングを図る上で重要なノウハウです。このようなアピールは、新たな一歩のために、新たに人とつながりを作るために重要です。

慣れている人にとっては、たかが書く事、と思えるかも知れませんが、
次の理由から、
これまでのキャリアと今後取り組むことを「書き出す」ということは、意味があります。

〇書き出すことは、ただ話したり考えるだけよりも、遥かに頭をフルに使う行為である。

例えば、人の成長過程を見ても、まず、先に言葉を話すことから覚えて、次に書くことを覚えます。身近なところではアイヌ文化は口述伝承によっており文字を持っていなかったというのが通説ですし、世界的に見ても、文字を書けない人は多いです。実は文字が書けることは貴重ですし、知的にはある意味高度な作業です。

また、書くという作業は、それまでに見聞きしてきた情報をもとに、自分の文字を見ながら、手を動かすという能動的で頭を使う作業です、

これらの例でも挙げたように、自分の思いを語るだけでなく、文字にする作業は、それだけ頭をより回転させることになり、よりその思いに対する認識を深めるきっかけになります。

書き出すことで、自分の思いに対する認識が深まり、次の一歩を踏み出すための動機につながる可能性が高まります。

○書き出すことで、自身の認識を客観的に見直すことができる。

自分の実績や思いを文字として見える形にすることによって、これらを客観的に見ることができます。このことによって、頭の中だけにあったり、日頃から断片的に語っていた思いを整理して、体系化するきっかけができます。そして、自分がやりたいこととそれに向かうに当たって既に持っているモノやコト、足りないモノやコトが明らかになってきます。

ただ今回のワークショップでは一歩を踏み出す動機づけを大事にしたいです。ですから、書き出す内容は、決してこなれた文章である必要はありません。こちらでも、書き出すきっかけとなりやすいようにシートの作成をしたり、適宜ワークの中で助言をします。書く内容は、数語の文章や、箇条書き、キーワードの羅列でも構いません。まずは、構えず力まずに書き出すことが重要です。

○参加者どうしで話し合うことで、自分自身が気付かなかった良さに気づきたい。

キャリアプランシートの書き出しをした後は、その概略を参加者の皆さんに発表してもらい、他の人のキャリアを聞いての感想などを話し合います。このプロセスの中で、自分では大したことはない、と思っていたそれまでのキャリアが、実は他の人から見るとすごいこともあるんだ、ということに気づければと考えています。第三者が見ている自分と自身が認識している自分のイメージは往々にして違います。短い時間ですが、キャリアの棚卸しの情報交換をする中で、お互いに自分では気づかなかった自身の良さに気づく機会になればと思います。

特に、頭の中でいろいろ考えていたり、漠然とした思いを持っている方には、自分の現在の将来への思いを整理する上で、いい機会になることを願っています。

冒頭のワークショップが他の講座とつながって、より有意義なものとなるように、講師どうしで密に連絡を取って準備を進めていきます。

この投稿だけでも私を含めて3名、この講座全体で6名、レギュラーメンバーとして全部で十余名の様々な分野で行動する人が集まってきているSALOONに注目いただければ幸いです。

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