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身軽になって流れに乗っていく

個人的なことですが、昨年持ち家と車を手放して静岡から東京へ引越した。タイミングは、コロナの感染拡大が騒がれている頃。
1年前がとても昔のような気がします。

みなさんはどうでしょうか?

この1年でまるで別世界になった気がする。
価値観や環境、仕事が変わったり、思っても見ないタイミングで結婚が決まったり、それとは逆に、人間関係を見直すような出来事が
おきた人もいるかもしれません。

わたしは、引越で物質的なものをだいぶ整理したのですが、
1年経ってみて、また違和感を感じるものが出てきたので、
またゴミ袋をもって部屋の中をうろうろしています。

引越と同時に、物理的なものだけでなく、
SNSも人間関係もとてもシンプルになりました。 

不思議ですが、プライベートがシンプルになったら、
ご相談が増えて仕事は忙しくなっています。

捨てたりさようならだけではなく、ここへきて、数年ぶりの再会や
再活動もあり、ひとつの段階の区切りがついて、
10月あたりからは、シフトチェンジしたのを感じています。

わたしの場合、大きな変化の前には、
人や物事が去ったり仕事や計画がパタリと停止します。 

ただ、今回はいままでより重くハードでしたし、
切り替わりが非常にわかりやすかった。

まるごと大きな洗濯機で、ガラガラ音を立てながら渦の中で洗われているような、そんな感じでした。
8月9月は、謎の体調不良が重なって本当に大変でした。
大きな浄化だったことは、今ならわかります。

大小や人によって違いはありますが、
生きていると、こういうことは何度もやってきます。

なぜ、こんな個人的な事を書いているかというと、
皆さんからいただくメッセージを読んでいると、
いままさに、渦に巻かれている人がたくさんいるから。

なかなか気持ちが切り替えられない、不安やネガティブな感情とか、
何となくすぐれない体調、人間関係や職場での逃げられない問題、
順調だった交際が停滞や心変わり、などです。

真っただ中は、本当に大変です。 よくわかります。

そういう時には、もうしっかりと覚悟を決めて、
自分自身と向き合うしかありません。

あなたはどうしたいのか、どうなりたいのか、
本当の心からの願いを確認するための出来事がおきているから。
次に進む準備が始まっているからです。

でも、大丈夫です。

大丈夫なんですよ、本当に。

なかなか渦から抜けられない人は、意識が外に向いています。
他人と比較したり、わたしが考えはダメなんじゃないか、
人からおかしいと思われるんじゃないか、他人の価値観で考えている。

周囲に気をとられて、自分に集中できない。

ネガティブな情報が気になって、不安になってそこから目が離せなくなる。情報や時間に振り回されて、自分自身に意識が向かない状態。

世の中は、宣言解除になってもコロナの不安を煽り、
もう日常は戻ってこないよ、とネガティブな情報があふれています。

でも、1年前には全てがストップして、先が見えなかったけれど、
世の中は、あたらしい形を取り入れて、少しずつ動き始めた。
オンラインが普及して、時間も距離も超えて会えるようになった。 

逆に会いたくない人には、会わなくても良くなったり。
当たり前なことが、幸せだったと気がついたり。
誰かと過ごす時間が、大切だと感じたり。

悪い事ばかりじゃなかった。
と、私は思う。

いま、少しだけ、停滞しているように感じても、
それは、振り返る時間を与えられているだけ。

しゃがんだら、飛びあがるだけ。
トンネルは進んでいけば、出口がある。

自分自身がどうしたいのか、
どうしたらもっとしあわせになれるのか、
自分自身と対話する時間が必要だ。

ほんとうに大切なものは、そんなに多くはないのだ、
と、この1年でみんなが気がついた。

自分のしあわせのかたちは、自分のオリジナルでいいし、
自分の人生は、自由に切り拓いていけばいいと思う。

掬乃ジュンコ

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