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助けて!って言っちゃえばいいよ

苦しい時、悲しい時にはいつだって
ぎゅっとこぶしを握り締めて、ひとりで頑張ってきた。

大人になってもそのクセが抜けなくて、
「どうしてそんなに意地を張るの?」
「もっと肩の力を抜いて。」と、よく言われたものだった。


できない自分はダメなんだ。と思っていたし、
うまくいかないのは、自分の力が足りないからで
助けて、できない、ということは、いけないことだと思ってた。

ダメな人がすることだから、
私は絶対言わないと子供の頃から決めていた。

お母さんを困らせたくないし、
悲しそうな顔を見たくなかった。
私だけは、お母さんに愛されたいと思っていた。

頑張り屋さんで、大人ないい子だったから、
本当のおとなになれば楽勝だと思ってたんだよ。


けれど、


何をやっても満たされなくて、
うまく人を好きになれなくて、
世の中はなんて理不尽なんだろう、と思ってた。
私はちょっと普通じゃないな、
おかしいのかな、とさえ思ったよ。

だけどさ、あるときわかったんだ。
助けてって言える人の方が大人で、そして強いんだ。

人を信じることができる、そして
なにより自分を信じているんだ。


頑張らないと愛されないと思っていたのは、
母を信じていなかったから。
自分には、価値がないと思っていたからだ。

何もないと思っていたのも。
助けてと言ったとしても、
どうせ思うようにはならないでしょ。と
思っていたのも、自分の弱さを隠したかったから。

なんてこった!!
とんでもなく怖がりなおこちゃまだったのだ。

世界は反回転しはじめた。


頑張り屋さんのいい人のあなた、
だからもう
そんなにひとりで頑張らなくても大丈夫です。
助けて!って、言っちゃえばいいよ。

一緒に生きよう!
一緒にしあわせになろう!
と素直にいうだけでいいよ。

思うよりもずっと、世界は愛でいっぱいだから。


☆standfm「BAR掬び乃」
https://stand.fm/channels/609f26bfb82bc5e1f3e37038

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