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生まれて初めて参加したグループ展「クリエイターズパン」が学びだらけでとっても楽しかったというお話

はじめまして。イラストレーターのえんぴつ座です。

クリエイターズパン」(以下クリパン)というグループ展(2021年11月3日~5日開催しました)に参加し、そこでの3日間がとっても刺激的で得るものが多く、楽しかったので、noteに書き起こしてみました。

①クリパンに参加した目的ときっかけ

クリパンは、clubhouseという音声SNSから始まった企画でした。2021年4月頃、とあるclubhouseのルームで、第一線でご活躍されているイラストレーターの方々が楽しそうにお話されていたので、仕事中の作業BGMとしてリスナー席から楽しく拝聴していました。
 話の流れの中で、スピーカーの誰かが「クリエイターEXPO(以下クリエポ)みたいなイベントって、文化庁の補助金が通れば、自主企画できるのでは」と提案されていて、

「なんて魅力的な話なんだろう!」
とワクワクしながら聞いていました。


クリエイターEXPOとは》
クリエイターに直接制作依頼ができる 本格的商談展!
クリエイターEXPOは、【イラスト】【動画コンテンツ】【webデザイン】【キャッチコピー】【広告漫画】【楽曲】【商品パッケージ】など様々なコンテンツを、クリエイターに直接依頼ができる商談展です。
制作コンテンツごとに10のゾーンに分かれて出展しており、各ブースでは制作依頼や企画の相談といった商談が活発に行われます。

引用:クリエイターEXPO開催概要より

そもそもクリエポにも出展したことのない私なのですが、クリエポへの参加を迷っていた理由は二つあり、

①山口県在住なので、費用がかかる
②検討していた時は、まだ出展できるクオリティではなかった
ということでした。
もし、自主企画できるのであれば、②はともかく①の不安材料は解消されるので、非常に魅力的と感じました!

そこで、スピーカーのどなたかが
「リスナーの方の中でも、参加したい人居たら、手挙げてもらおうよ」

と、神の一声をかけてくださったので、思い切って手を上げてご一緒させていただくことになったのです。

②クリパンでの自分の立ち位置と役割について

思わず手を挙げて混ぜていただいたものの、第一線ですでにご活躍されている諸先輩方からしたら、
「お前誰やねん」状態ですよね…。
それに、クリエポのような企画にするのでしたら、沢山のクライアントの方々に来場して頂かないといけないわけで。。
「お前になにができるねん」状態だと思ったんですね。
そこで、企画会議の際に役割分担決めが最初のころに行われたので
「皆さんがやりたくないと思う事をやろう…!少しでも役に立とう…!!!」
と思い、超絶苦手な「会計係」に立候補することにしました。


③クリパンで何するの?

クリパンメンバーの役割分担も決定し「さあ何をしようか」となった時。メンバー間で話し合った結果、コンセプトは次のようになりました。

クリパンのパンはお鍋を意味します。
全国から集まる様々なテイストの作家たち。それはまるでいろんな味わいが楽しめるお鍋のよう。クリエイターズパン=クリパンは、個性豊かな作家達の作品が一度に楽しめる展覧会です。
各々が違うからこそ、見つかる発見や出会い。新たな繋がりと広がり、そして大きな価値が生み出される場所、それが「クリパン」です。

つまり、13人のクリエイターが、それぞれ好きなことをやろう!という、展示会初心者の私にとっては非常に難易度の高い企画となりました。

私以外のメンバーは、すでに第一線でご活躍されている凄い方々ばかり。オリンピックのキャラクターデザインを手掛けられていたり、BANDAIなどの大手メーカーとコラボされていたり…。こんな凄い方々の中で今の私になにができるのかな、ということをかなり真剣に考えました。
そこで、付け焼刃で慣れないグッズを作っても意味がないと考え、完全に「クリエポ(商談会)のテンションで突き通そう!」と決意し、こんな設営に振り切りました。


ノリが完全に商談会。
「書籍」(ドーン!!!)「広告」(ドーン!!!)
引き出しがそもそも少ないので、もう振り切るしかありませんでした…!ですが、そもそもクリエポにすら出展したことすら無かったので、このスペースを作り上げるにあたり、沢山のクリエポ出展者の方々の過去記事をリサーチし、設営や見せ方の勉強になったし良かったかな…と感じています。

④クリパンに挑戦して「良かった!」と思った事

たくさんあります!とにかく刺激的で楽しかったです!
箇条書きでまとめると

・自主企画をやりきったという達成感
・苦手な会計も無事全うすることができた(PayPayを覚えました)
・イラストレーターの先輩方のお話が尊かった
・自分の立ち位置を俯瞰して確認できた(気がする)
・取引先の方々や応援してくださる人達とリアルでお会いできたこと
・新規のお仕事の獲得…!?

と、こんなところでしょうか。思い出したらまた書き足そうかと思います!

・自主企画をやりきったという達成感

残念ながら文化庁の補助金の申請は通らず、自分たちで資金を出し合ってその予算の中でイベント企画を行いました。チーム内役割分担は

・会長
・副会長
・アートディレクション班
・DM班
・SNS班
・プロデュース班
・会計(えんぴつ座はここ)

となっており、皆さんご自身のお仕事もある中でテキパキと動かれており、その背中とスピード感を見せて頂けただけでも、なんて贅沢な経験なんだろう、なんて思ってしまいました。

そんな中、イベント本番が近付くにつれて、
「本当に無事に開催できるのだろうか」とか、
「凄い人たちに囲まれて、自分の立ち位置をまざまざと見せつけられて、死ぬほど凹まないだろうか」
など、めちゃくちゃ不安になりました。

ですが、そんな不安はどこ吹く風。
11/2に山口県から東京へ前日入りして、クリパンメンバーと初対面を迎えると、clubhouseで声だけでやり取りしていた人たちがリアルに居るーー!とテンションが上がり、楽しすぎて脳がバグりました。
そこからは、一度も不安になることは無く、とにかく楽しすぎる3日間を光の速さのごとく駆け抜けたのを今でも覚えています。

・苦手な会計も無事全うすることができた(PayPayを覚えました)

会計は、メンバーから資金を集めたり、分配したり、立替えたり…と、現金でのやり取りは何かと不便だと感じ、PayPayを活用することとしました。クリパンでは個人間の「送金」「着金」がしたかったので、PayPayアプリでアカウントの登録をするだけで、銀行登録やクレカ登録はしなくてもそれらが可能で、かなりスムーズに個人間のお金のやり取りが出来ました…!!

そもそもは「皆さんがやりたがらないことをやろう」から始めた会計係でしたが、なかなかスムーズに全うできたのは自信につながりました!(なんの?)

・イラストレーターの先輩方のお話が尊かった

経験値が豊富な先輩たちのお話は、とにかく全てが貴重で、尊かったです。(語彙力)これからの業界の話しや、ご自身のクライアントを紹介してくださるその姿勢だったり。その立ち振る舞い全てが勉強になるなあと感じました。私もそんな風になりたい!と思いました。

・自分の立ち位置を俯瞰して確認できた(気がする)

やっぱり思い切って行動してみると、沢山の方々からのフィードバッグを得る機会が増えるので、自分のイラストがどういった場所に需要があるのかなどを確認する良い機会になるなと感じました。

・取引先の方々や応援してくださる人達とリアルでお会いできたこと

こちらもとっても感慨深いものがありました。地方で仕事をしていると、メールやzoomで連絡が事足りてしまうので、コストがかからずに便利ではあるのですが、担当者の方と一度もお会いしたことのないまま…ということがほとんどです。今回足を運んでくださった担当者の方々は、過去気持ちよくお仕事させていただいた方々ばかり。お会いしてより一層「ああ、こんな風に丁寧なお人柄だからこそ、あんなに気持ちよくお仕事が出来たんだな」など、対面でお話出来たからこその温度感は、オンラインでは味わう事ができないなと感じました。また、普段応援してくださる方々とも、実際にお話する事ができたりと、とにかくリアルはいいな…と改めて思ったのでした。

・新規のお仕事の獲得…!?

みなさん気になるのはやはりここではないでしょうか。ここに関しては、まだそんなに実感出来てはいませんが、私としては、上記の項目がかなり自分にとってかけがえの無い貴重な経験でしたし、長い目で見たときに、絶対に今後の活動にプラスになる!とビリビリ感じています。感じているだけですが…!

さいごに


あくまでも私から見た景色でしか語っていないクリパンレポートではございますが、いかがでしたでしょうか。
大人になってから繋がった人たちと、本気で企画して何かを達成するって、なかなかできない貴重な体験だと思いました。本当に楽しかったです!

クリパンメンバーの12人のクリエイターの皆様、本当にお世話になりました!

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