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「ON/OFF」 22'0831の日記

夢を見た。

・見たというか何というか、不思議な体験をした。

・夢の内容としては「自分は目を瞑っていて、誰かが自分の額に触れている」という、もの凄くシンプルなものだった。いつもと違ったのは、それが夢の中の出来事だと確信していることと、「いつでもこの夢から覚められる」という自覚があったことだ。

・瞼を開けば夢から覚めて、この額に触れている誰かの手は消えてしまう。だけどその事がなんだか勿体なくて、なかなか目を覚まそうとしなかった。しばらくして、いつまでもこうしている訳にもいかないと、思い切って薄っすらと目を開けてみた。やはり額にあてられていた誰かの手は消えてしまって、目に映ったのは見慣れた自分の部屋だった。

・夢の中を自由に泳ぎ回れた訳ではないので、明晰夢とは違う気がする。けれど、夢と現実を任意でON/OFFできたような感覚は面白かった。

・以下、普通の日記。


最近、『爽』の梨(なし)味を病的に買い漁っている。

・僕はアレルギーがあるので、卵と乳製品が食べられない。つまり、殆どのアイスを口にすることができない。

・数少ない(かつ入手できる機会が多い)食べられるアイスは、「ガリガリくん」と「ICE BOX」のみだ。しかし、飽きる。人生単位でのアイス欲を、この二種類のみで賄うことは不可能だ。美味しいんだけれども。

・そこで現れた救世主が「爽 梨味」である。これは夏季限定商品で、なんと僕でも食べられる。バニラのイメージが強い「爽」だが、この製品に限っては乳製品を一切使用していないのだ。

・もう、必死である。

・コンビニやスーパーに行くたびに五感をフル稼働させて「爽 梨味」を嗅ぎ回り、見つけ次第3~4個を買い物カゴに放り込む。そして毎晩風呂上がりに貪り食う。最高だ。夏は嫌いだが、「爽 梨味」だけで他の全ての嫌いな要素をかき消すほどのインパクトがある。

・味はもちろん、あの舌触り。あれこそが一般的なイメージの「アイス」なのではないか。僕にとってはそれが本当に希少な感覚なのだ。アイスといえばガリガリゴリゴリしたものしか口にできなかったから。最高。

・同じく僕が口にできる限定商品として、「パピコ マスカットオブアレキサンドリア」がある。憧れの、あの「パピコ」である。

・これも確か夏しか手に入らないため、「爽」と同じく猟犬のように貪欲に買い漁っている。

・パピコと言えばパキッと2つに割って、大切な人と分けっこして、放課後に公園のブランコで、陰ってきた空の下チューチュー吸うというイメージがあるが、僕にそんな余裕はない。2つとも僕のものだ。生きるっていうのはそういうことなんだ。椅子取りゲームなんだよ。



・他に僕が食べられるアイスがあれば教えてください。かわいそうな獣を助けると思って。


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