「4DX・マイセルフ」20'1009の日記
海について考えていた。なんで海について考え始めたのかは忘れた。
・海、と聞くと何より先に「味」のイメージが浮かぶ。海水の味だ。しょっぱいと表現されることが多いけど、僕はどちらかと言うと苦いと思う。渋いというか、エグいというか。苦じょっぱ渋エグい。それが僕の海の印象だ。
・どんなシチュエーションでもその印象が先行してしまう。海を描いたイラストを見たら「苦じょっぱ渋エグみが伝わってくる」と思うし、映画で海に落ちるシーンを見たら「全身の粘膜が苦じょっぱ渋エグそうだな」と思う。
・声に出してみると結構面白いなこれ。苦じょっぱ渋エグい。
・海に行った経験はそこまで無い。忘れてるものを含めても、人生で5回に満たないと思う。山とか川の方が好きだから。川は無味だし。
・意外と自分は味覚について記憶が残りやすいのだろうか。 僕はアレルギーがあるので、人より口にできるものの種類が少ない。単純に味覚の体験が乏しいぶん一つ一つの印象が強いのだろうか?他に例が浮かばないからあまりピンとこない。
・味覚で思い出した。
・以前、自分はHSP(刺激を受けやすい特性を持つ人)なのかと疑っている時期があった。なんとなく身に覚えがあったので色々調べたりしたが、どうにも胡散臭いサイトがいくつか出てきたあたりでやめてしまった。スピリチュアルはセーフティネットとして役に立つけど、身体・精神的な悩みと深く接続してしまうと少し厄介かもなと思ってしまう。
・僕が実際にHSPかどうかは分からないので置いといて、入力過多なこの体質は案外気に入っている。もちろんストレスになる場面も多いけど。
・数少ない自分の長所(?)として、何か作品を見たとき人一倍楽しめるというものがある。文章やイラスト、映像を観たとき、その情景を五感で再現できる(というか勝手にされる)のだ。主人公が海に飛び込むとき、僕の口内は苦じょっぱ渋エグみでいっぱいになる。
・いつだったか、他の人はそうならないと聞いて驚いた。砂浜でお城を作るシーンを見て、爪の間に砂が詰まるあの感覚にむずむずする事は無いと。4DX上映みたいで結構楽しいのに。
・まぁ、怪我をするシーン(それもリアルな小さい怪我)は完全に最悪なんだけど。痛そうな描写や大きな音、強烈な視覚情報はどれもかなりの負荷になる。そのため僕はホラー映画と最悪に相性が悪い。
・最悪に相性が悪いものは面白いので、たまに観る。
・最高。
・さっき『パラサイトデイズ』というアプリで遊んだ。主人公は気がついたら実験施設に監禁されており、右腕には謎の生命体が寄生していた。どうやら自分は実験体であるらしく、ヒトの命を吸うこの生命体がどんな成長を遂げるのか、データを取られることになる。
・脱出を目指すか、共生を試みるか。対話や食事を共にして関係を築いていく、マルチエンディング方式の育成ゲームだ。
・キノコともクラゲともつかない不気味な見た目。
・コイツは人間の生命力を奪って成長するという、それなりに邪悪な生態を備えている。ただそれは本人(本寄生生物?)からすると不本意であるらしく、衰弱する主人公を心配するそぶりも見せる。
・それにしてもコイツ、感情表現が豊かで愛嬌がある。主人公と感覚を共有しているため、食事すると大喜びで感想を話してくれる。プレイしているうちに何となく愛着が沸いてきてしまった。
・暇なときに遊ぶにはかなり丁度良い難易度で、二週目にしてトゥルーエンドに到達できた。確認できていないがストーリーは綿密なフラグ管理に基づいて進行しているようだ。時間を見つけて他のエンディングも見てみたい。
・他のアプリと同じく広告が挟まるのだが、それがあまりストレスにならないよう配慮されているのが凄い。
・手持ち無沙汰な人は是非遊んでみて欲しい。
・肉と酒を同時に摂取して優勝することも可能だ。(メガネもかけてくれる)
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