かつ天を聞いて

かつて天才だった俺たちへが発売になりました。どうせこの後の20時のライブが最高であることはわかっているので、CDの初見を書いておきます。

1.ヘルレイザー

creepy nutsは曲順にこだわりがある人であるので、手練手管のようなライブで盛り上がるような曲を一発目に持ってくるのは、テンションが上がる。アルバムで聴くのが好きなので、曲順にこだわりがある人が大好きです。

まず、ヘルレイザーは多分エログロ映画「ヘルレイザー」からとってると思われます。調べれば出てくると思いますが、組み替えると究極の性的官能を体験できるパズルによって主人公や家族が巻き込まれるみたいな映画なんですが、性的快感というか拷問シーンが多い映画です。Mr.ピンヘッドはこの映画のキャラで、リーダー的な感じのキャラクターです。この性的快感をR-指定さんは生のライブを待たされた私たち(客)の快感を置き換えたんじゃないでしょうか

どのラインも最高なんてすが、このハコ(ライブハウス)とハコのルマルシャン(パズル)と箱(自分たちの部屋)をかけるところ天才か…

映画では、セノバイト(魔道士)と呼ばれる魔界から来た痛みを伝道するキャラクターが痛みと快楽は表裏一体であるものと主人公に伝えるシーンから、うるせぇ生でライブを感じて、痛みも快楽も脳髄に打ち込めみたいなラインが続きます

やっぱり生が一番!!

今回のアルバムはより楽器が増えてプロのミュージシャンがついていることから、音の厚み、詰まってる感?が増えて松永さんは何チャン使ったの?とR-指定の言葉の多さ、mummy-dがいうところのギュウギュウの弁当+松永のいっぱい詰め込んだ音たちがあることで、めっちゃこのミニアルバムが軽いんだけどお腹にたまるタイプのアルバムになったと思います!

ぬえの鳴く夜はのようなホラー+hiphopの伝統的な文化を正しく継承して、より生々しくしてて強くなってるcreepyが怖いです

2.耳無し芳一Style

正直まだ、聞き取れていないところもあるのでこれから理解していきます。どちらかというと、客演のRさんが好きで特に梅田とかでゴリゴリかましてるラッパーR-指定が好きなので、こんな最近のstyleでブリンブリンをかましてくるcreepyに戦きました。松永さんそんなに怒ってたの…良い意味でcreepyっぽくない曲でテークエムのような高い声だったら低かったりという変態さがたまりません!これを一発で録ってそのあと菅田将暉のラジオに行くキモさ

3.オトナ

この曲は俺か…ってずっと思ってましたが、3曲目っぽいです。tell me why‥と続いて、なんで俺はこんなにダメなんだのラインといきなり、開き直って先に言うけど俺は人に迷惑をかけますのラインが本当によくわかります。いきなり雰囲気が変わって、オールドっぽくなる所もこの2つをよくここまで曲として両立したな…

4.日曜日よりの死者

みんな大好きR-指定の曜日の韻は綺麗にハマっておまえそれがやりたいんやろってなる曲ですね!亀田誠治もスカパラも好きな私はこの曲のメンバーで本当にブチ上がりました。飛び降りたいんなら飛び降りなその前にこの音に乗りなはすげぇパンチラインだと思います。この曲とバッチリあってて、天才か…

5.サントラ

この曲には結構最初がっかりして、えめちゃくちゃにポップやん…てなった覚えがあまります。売れようとしていて、しかも夏曲で気合がすげぇcreepyに笑っちまった覚えがあるんですが、全曲通しで聴くと気合に押されて最後なにも覚えていないと言う現象を菅田将暉のラジオでよく覚えています。最初〜u仕事で踏んでんだなってなってるけど、実はそれの前の〜の部分が分厚くて言ってて気持ちいい歌詞になっててそこからだんだん上がってて菅田将暉で〜すって感じが手堅くて大好きです

特に最後の夢なんてのところから上がるのが本当にずるくて、絶対Rが考えたのかしらと思いました。creepyはどのくらいに互いに干渉しあってるのかが、気になります。

6.Dr.フランケンシュタイン

絶対アルバムに一曲入ってるめちゃくちゃナイーブな曲大好きです。朝焼けとか月に遠吠えとかですね。年々鬱曲なイメージの最後から2番目の曲たちがおしゃれになってることに松永さんの執念と怨念を感じました。いわゆるセンスっぽい、ゆっくりなメロディーに結構声を作ってるR-指定の声が乗るといやセンス!センス!だよってなりますね…普通にカッコよくて大好きです。

Dr.フランケンシュタインは作った人であって、怪物の名前はフランケンシュタインではないと、よく言ってましたが、それをもはや曲にするとは…というお気持ちです。

曲の内容はほとんどかつ天に似ているけど、より救いがないけど、そんな世間を恨んでないっすよっていうある意味あなたのおかげで私が出来あがりましたみたいなグロテスクさを感じました。

Rさんの声の種類はいくつあるんだ…

7.かつて天才だった俺たちへ

最初の音へギョッとするでお馴染みかつ天

全然ラジオで流すのに向いてなさそうなところとそこから4ビート?っぽいベースから始まりレガートっぽいレガートから始まるの個人的趣味としていや!好きでしょてなりました…この曲の全部サビですって言う暑苦しさが大好きで、サビ前のタムのところもロックぽくもあり作法としてはジャズみたいな感じの全部乗せ丼が大好きです。当たり前に楽器がうまい…大人になるにつれ、誰かに気づかされなきゃ自分は万能だったし、なんでもできると思ってたという結構誰しもあるし、自分もあった諦めるしかないつていう選択肢を打ち抜いて、悩んでもええねやってくるRさんがRさんらしいと思いました。このR-指定が数々のラッパーに才能がないことを気づかせてきたのに…

一応ライブ前に全曲聞けて感想が書けたのが嬉しかったです!総評なんてものはあんまり好きではないんですが、通しで聴くと歌詞の内容も相変わらず詰め込まれてますが、松永くんがトラックの編集作業でぶっ倒れるのもわかる小技の数々と生音が多くて本当に大好きなアルバムになりました!ちょっと耳無し芳一がまだわからないのでもう一回聞いてきます


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