見出し画像

大型哺乳類の脅威

 熊の被害が深刻だ。ここ一週間程度のニュースにも、熊に関するものを散見する。

 拡大する被害対策として、環境省は熊を「指定管理鳥獣」に追加した。

 本州に住むツキノワグマはこんな感じの生き物だ。

ツキノワグマってこんな生き物です

大きさ体長120~145cm,体高60c前後
前足16cm(幅10cm),後足14cm(幅8cm)ぐらい
体重60~100kg前後,オスのほうが大きい

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/nh-sgsin-r/what-kuma.html

 北海道に住むヒグマに至っては、これを凌駕する。

大きさ
【体長】オス:約2.0m
メス:約1.5m
【体重】オス:約150~400kg
メス:約100~200kg

https://www.city.sapporo.jp/kurashi/animal/choju/kuma/seitai/index.html

 こんな生き物に遭遇したら、とても正気を保てないだろう。恐怖に震え、命が助かることを懇願する。

 登山者の間では、1970年に発生した恐怖の事件が脳裏に焼きついている。日高山系福岡大ワンゲル事故だ。

 逃げる登山者。追うヒグマ。こんな事態に遭ったら、死すら救いになるのでは、と思ってしまう。

 史上最悪の事件と呼ばれるのが、苫前村三毛別事件だ。

 あまりに凄惨なこの事件。風化させないために、現場にはモニュメントが設置されている。

 私の住む兵庫県にも熊が出現したとのニュースがあった。山岳地帯が多い日本。熊から逃れることは難しい。

 熊の脅威は深刻だが、熊に匹敵する大型哺乳類の脅威をご存じだろうか。

 体長1.6メートルかそれ以上。突進し人を薙ぎ倒す。時に凶暴化し襲ってくる。

 それは…。

ここから先は

759字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?