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レアキャラ?関西の「東大卒」のリアル

 もう30年以上前になる。

 東大に入って思ったのは、結構関西人いるなあ、ということだ。

 クラスメイトには甲陽学院卒の奴がいた。それが今や宇宙ゴミをキャッチ寸前までいっているアストロスケール社の岡田光信氏だ。

 関西弁を変えず軽快に喋る岡田氏に、これが関西人か、とある種のカルチャーショックを受けた。

 のちに神戸大学医学部に入って、甲陽学院出身の方々にたくさん出会うことになったが、なんかノリが似ていた。フットワークが軽いというか、何というか。

 他にもサークルには灘出身がいたし、同じ学科には大阪教育大附属池田出身の人がいた。研究室には白陵や生野高校出身者がいたりした。

 関西人には2パターンある。関西弁をずっと話す人と、関西人の痕跡を消す人だ。概ね前者が多かった。

 今思えば、こうして東京にやってきた関西人たちには、色々苦労があったのだろう。

 私が接してきたのは理系ばかりなので、また違った様相を呈しているとは思うが(岡田氏のように時代を動かす人さえいる)、基本的には関西には戻っていないようだ。

 というわけで、前置きが長くなったが、関西に住んでいる東大卒は少ない。関東出身者がいないわけではないのだが、東大卒はレアキャラになる。

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