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働き方改革を進めるために〜全国医師連盟シンポジウムを終えて

 この記事を出した前の日、2024年1月21日に、私が代表を務める全国医師連盟で、数年ぶりの対面でのシンポジウムを開催した。

 主催団体の代表として、登壇してくださった方々やご参加くださった皆様に御礼申し上げる。

 私を除いた3人の講師の皆様のご講演は、いずれも示唆的であり、ご多忙の中お時間を割いてくださったことに感謝したい。

 Xでご登壇くださった荒木優子弁護士が投稿してくださっている。

 オンコールが労働時間に認定されない傾向がある点は残念だが、判例もまちまちなので、まだ定まっていないのだろう。

 労働時間の記録の重要性は非常に参考になる。勤務医は毎日を記録すべきだ。

 このほか、産業医の林恭弘先生には、労働組合の重要性を教えていただいた。医師は病院の職員の中では少数派なので、過半数を取れない。そこが非常に苦しいところだが、2人いれば労働組合ができるわけで、活用しない手はない。

 仙台厚生病院の遠藤希之先生のお話も、たいへん示唆に富むものだった。

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