批判と誹謗中傷の境界 2 返金可 榎木英介(フリーランス病理医・科学ジャーナリスト賞受賞者) 2023年12月24日 17:00 ¥300 先日、Nature誌にある記事が出た。 Scientists question cancer tests that use microscopic nematode worms Some doctors say a troublingly high number of cancer-free peo www.nature.com 日本の新興企業が販売した、尿サンプルから特定の種類の癌のリスクを検出するための検査の精度に疑問が投げかけられている。この検査は、微小な線虫の動きから腫瘍の存在を検出するもので、その精度について複数の医師から懸念の声が上がったため、日本の2つの医学会が調査を開始した。上記記事のDeepL訳 様々な問題が指摘されている線虫検査の問題が、世界にも発信された。 この問題については、NewsPicksが特集を組んで熱心に報道している。 【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態 尿1滴で15種類ものがんのリスクを判定できるとする線虫がん検査「N-NOSE」。この検査サービスを提供するHIROTSUバ newspicks.com これ以外にも様々な批判がある。 しかし、N-NOSEは販売され続けている。会社の勢いはまったく衰えていない。 第4節「線虫エヌノーズマッチデー」開催決定のお知らせ | 2023-2024シーズン | RICOH BlackRamsTokyo - リコーブラックラムズ東京 blackrams-tokyo.com HIROTSUバイオサイエンス、第三者割当増資の実施について-線虫がん検査「N-NOSE®」の事業拡大、サービスの充実化に向けて- 株式会社 HIROTSU バイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:広津崇亮 以下当社)はこのたび、NPH ホ bio.nikkeibp.co.jp 株式会社HIROTSUバイオサイエンス海外成長戦略に向け、新取締役/CSOが就任 株式会社HIROTSUバイオサイエンスのプレスリリース(2023年12月21日 15時13分)株式会社HIROTSUバイオ prtimes.jp こうした中、会社はNewsPicksを運営する会社および記者に対し訴訟を起こした。 HIROTSUバイオサイエンス | 線虫がん検査に関する世界最先端の線虫行動解析技術 hbio.jp 株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表者:広津崇亮、以下「当社」)は、2023年12月19日、株式会社ユーザベース(以下「ユーザベース」)が運営するメディア「NewsPicks」において、事実と異なる報道により当社の名誉が毀損されたため、ユーザベース及び「NewsPicks」の記者を被告として謝罪広告及び損害賠償を求め、東京地方裁判所に提訴しました。近年、一部のメディアによる憶測に偏った、閲覧数を得るための報道や、その報道に起因する科学技術に関する研究者倫理・論文を軽視する内容、またその誤りを指摘されたにもかかわらず訂正しない姿勢は、国民の知る権利に奉仕しているとはいえないばかりか、報道される側の人権を著しく侵害し、かつ関係者に甚大な不利益を及ぼすことがあります。当社は今回の提訴により、科学技術に関する健全な取材・報道の在り方について一石を投じるとともに、不当な名誉毀損や誹謗中傷を許さない社会の実現に貢献したいと考えております。上記プレスリリース ダウンロード copy ここから先は 1,476字 / 1画像 ¥ 300 購入手続きへ ログイン #誹謗中傷 #批判 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート