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財務省との関わり方
私のなにげないTweetが、波のように拡散していった。
財務省、変わらぬ見解…
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) May 8, 2023
研究力低下の要因は「国際化の不足」 財務省が財政審歳出改革部会で見解(第18375号) | 株式会社官庁通信社 https://t.co/yUOHn5k1rh
これか。
— 榎木英介 独立系病理医(学士編入) (@enodon) May 8, 2023
歳出改革部会(令和5年4月24日開催)資料一覧 : 財務省 https://t.co/vEaPlpeblp
財務省が研究に対してかなり歪んだ見解を持っているのは以前から知られており、今回はその焼き直しにしかすぎない。
それゆえ私も軽い紹介にとどめたのだが、このツイートから元資料を考察した方々から怒りの声が広がった。
そのきっかけの一つは、私のツイートを引用したこのツイートだ。
財務省の資料を見た。「私、失敗しないので!」という主張が強く感じられてる。「科学技術予算対GDP比で主要国と比較して日本は遜色ない水準だが、論文の生産性は低迷。」って、基盤経費削って競争的資金に振り分けたことはガン無視ですか、、、。https://t.co/9bGglFcmqn https://t.co/Ntw2oVG04c pic.twitter.com/vGJWaTlCgn
— 神戸大学大学院 保健学研究科 寄生虫学 (@kobe_para) May 8, 2023
このツイートと私のツイートから、怒りの声がtwitter上にこだました。
財務省の書類に[件/PPP億円]という単位が出てきて、データの妥当性が評価できない。
— GenomeMatcher開発者 (@GenomeMatcher) May 9, 2023
もしPPP億円が1億円のことなら、top10%論文を1つ出すのに40~50億円かかっていることになる。
論文生産と関連が低い事業の予算が盛り込まれているせいで生産性が低いように見えているだけでは? pic.twitter.com/IA8ULzJHFv
日本のGDPは約500兆円でその約2%なので科学技術予算は10兆円ということになります。しかし科研費とそれ以外の競争的資金を全て出しても4000億円程度です(出典https://t.co/M031ZBcSwG)。百歩譲って国立大学の運営費を科学技術予算に加算しても計算が全く合わないんですが。 https://t.co/qBkb64a3R6 pic.twitter.com/WflcclRFxg
— しーしーれもん (@cclemonpoison) May 8, 2023
ここに書かれています。
— 学科長の犬 (@Nene787147251) May 8, 2023
空港維持のための整備費も科学技術関連予算だそうですよ。。。https://t.co/baZuFuCB52
ざっと見ただけでも港湾・空港関連施設整備費、水道施設等整備費、下水道事業、河川改修事業、砂防事業、治山事業、森林整備事業、予防接種事務デジタル化等事業、社会保障・税番号活用推進事業、等…
— 高雄 啓三 (Keizo TAKAO) 富山大学 認知・情動脳科学専攻で学生募集中! (@keizotakao) May 9, 2023
確かにどれも科学技術的視点は必要だけど、『科学技術関連予算』と言われると違和感ありますねぇ… https://t.co/DIdnUD81dS
(ため息)
— 高雄 啓三 (Keizo TAKAO) 富山大学 認知・情動脳科学専攻で学生募集中! (@keizotakao) May 8, 2023
そもそも研究力低下の要因分析をなぜ文科省でなく財務省がやってそれを公表するのか。
文科省は厳重に抗議するべきだと思う。
にしても財務省の活動が外部評価を受けることってないんでしょうか?
あまりにひどい。 https://t.co/fDUhYQHxrz
財務省は日本の研究力の低迷は「国際化の不足」が原因であって、科学技術予算の対GDPは主要国と比較して日本は遜色ない水準だと主張しているそうだけど、科学予算だと新たに解釈することで増やした過去を考えると、その数字を単純に海外と比較することに強い警戒がある。https://t.co/qIptF2Ieks pic.twitter.com/zHorQNVgMh
— ACTIVE GALACTIC (@active_galactic) May 8, 2023
財務省の政策や予算の効果分析は、本当にお粗末ですよね。今の学部の教育水準にすら達していない。まあ、仕事のやり方の問題なんだろうなぁ。 https://t.co/kLTDpXfPtG
— Kan Kimura from Kobe, Japan (@kankimura) May 9, 2023
財務省歳出改革部会2023.4.24資料:産学間の人材流動性の低さの指摘は重要です。一方、間接経費イコール運営費交付金という現状を厳しく批判してますが、運営費交付金の削減分を補填するために間接経費の使途が歪んでいるという現状を直視した方が良いです。 pic.twitter.com/bEF8ab2cCY
— Satoshi Tanaka (@sato51643335) May 8, 2023
我が国の研究力の現状と課題 :財務省がお金をケチり過ぎたので研究者が本来やらなくても良い事務書類作成などに時間を取られ、また、競争的資金獲得のための申請書書きに追われ、気づいたら研究時間がなくなっていた。 https://t.co/5F2pfCvvGB
— 💙💛大石雅寿 (@mo0210) May 8, 2023
やたら競争的資金ばかりあっても、教員を安定して雇えないもんね。財務省の基盤経費をゼロにして、全てを競争的資金にしないとわからないんですかね。 https://t.co/3181vM4C9j
— Kan Kimura from Kobe, Japan (@kankimura) May 8, 2023
阿呆の財務省。まずP35「我が国の研究力の現状と課題」で、何も考えずに論文数を研究開発費総額で割ってて頭おかしい。各国の研究開発費のうち7~8割は企業が負担・使用してるのに対し論文の7~8割が大学が出してる。算数が分からない人のために(古いけど)D論審査会で作った図を貼っておきます。 pic.twitter.com/BZ7ThtudWG
— Yoshi-aki Shimada (@yoshi_and_aki) May 9, 2023
毎年、国立大学の運営費交付金が減らされ、結果的に基礎的な研究費と人件費が減らされていることは、財務省のせいではないのか?https://t.co/g0NYC4iygL
— TANIMURA Shogo (@tani6s) May 8, 2023
これくらいにしておこう。
財務省はずっとこのような見解であり、色々な予算をごっちゃにしていたことは、識者も指摘している。
初めて財務省の見解を知った人が、こうした見解に驚き、怒るのは分かる。諸悪の根源は財務省だ。財務省を潰せ!
とはいうものの…
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