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スケート教室はもっと陸トレを取り入れた方がいいんじゃないかな

「東大生がジャンプ練習装置を開発した」
スケオタ界がにわかに騒然とした、本日。

比較的シンプルな円を描くレールに足を載せる機構に加え、角速度連動でお手本動画と同期して映像でもフォームチェックができる、至れり尽くせりの装置。
と、説明しても分かりにくいと思うので、こちらのプレゼン動画を見て欲しい。

私は2年半前からスケート教室に通い始めた。
通い始めたきっかけについては別の記事を見ていただければよいので割愛するが、月3回だけのんびり通うコースかつ極度の運動音痴もあり、まだまだフォアのクロスすらおぼつかないていたらくである。

ところで、スケート教室に通い出してしばらくして、ふと思ったことがある。

「なんでスケート教室では陸トレやらないんだろう?」

私は幼い頃に水泳教室に通っていた。
水泳では、新しい泳ぎ方を習うときだけでなく、より正確なフォームを身につけるため、しばしばプールサイドで上半身の動きを確認していた。野球の素振りみたいなものだと思えばおおよそ間違いない。

同じように、スケートも、基本的な身体の動きはリンクサイドで練習したら良いのではないだろうか?

スケートというとどうしても足元に気が行きがちだが、少し練習を重ねて分かってきたのは、どちらかというと姿勢のとりかた、腕の位置、重心の位置のほうが掴みにくいし、それができると途端に安定する、ということである。

氷の上で滑る感覚は氷の上に乗るしかない、のはそのとおり。
だが、特に恐怖心が勝つ大人初心者の場合は、まず陸でしっかりと姿勢を練習し、先生にビシバシ直してもらい、ゆっくりと足運びやエッジのインアウト、フリーレッグの位置とそれによる重心変化の対応のしかた、などを頭で理解してから氷に乗るほうが、上達は早いのではないだろうか。

以下は余談である。

スケートを滑っていて楽しいなと思うのは、それがとても物理だからだ。
複雑な振り付けのプログラムはさておき、セミサークルやコンパルソリーのように、美しくシンプルな円運動のスケーティングは、完璧にコントロールされた物理の世界である。
ゆえに、スケートロボットの制作は割とハードルが低いのではないかと思う。
フィギュアスケートをするロボコンがいつか実現しないかと、心待ちにしている。

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