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2024.9月 月報「GIFT」

会員の皆様へ。
平素よりお世話になっております。代表の八木です。
会員制自習室「GIFT」では、総勉強時間および支援金「gift」のご報告、その他お知らせのために、毎月月報「GIFT」をお届けいたします。ぜひご覧くださいませ。

ある浪人生の君へ

河合塾の講師でもある私には、毎年必ず数名気になる生徒がいます。今年も常に最前列で授業を受けてくれるある生徒がいました。ところが、2学期になってからすっかりその姿を見なくなりました。授業を無断で休むような子ではなく、その子の友人に聞いても知らないと言うので、心配していました。この時期の浪人生によくあるように、「心がしんどくなったのかな」と思っていたのですが、首の骨を折ったと聞きました。
突然のことに言葉を失いましたが、幸い命に別状はないとのことでその点は安心しました。しかし、聞くと、下半身不随であり、リハビリ次第では回復するが、今年は受験どころではないため退塾したと。そして、何年かかっても医学部に進学したいと言っていると。
私は、「あの時の経験を乗り越えて、今があります」と、医者になって笑顔で当時を語るその子を想像することで、その子に対する安易な感情を拒否しました。実際、私は全く同情していなかったと思います。感情移入することなく、ただ単に、その子が勉強した先の「ありたい姿」に目線を合わせて共感していたように思います。
「なぜ」で過去を振り返るより、「どうする」と未来に目を向けることが生産的であると考えます。もちろん、拭い去れない経験をした方、何かの拍子に辛苦憎悪がフラッシュバックして心が侵されるような方にとっては、このような思考は単純に重すぎると理解できますし、そのような人を前に安易な励ましなどは決してしません。
私は、その子と予備校で出会って半年足らずですから、その子のことや今どういう心境にあるのかは全く分かりません。だから、軽々しく激励するのもお門違いなのは重々承知しているのですが、それでも敢えて、一言だけ言いたい。
何年か前までは救えなかったものを、今は救える力を身につけたから。

「力になりたい。」

9月は、“総勉強時間 2769時間”

9月のgift

季節を感じさせる植物を差し入れようと思います。「今年もあと3ヶ月だな、もう一踏ん張り!」と思っていただければです。

10月のイベント情報、その他

・会員カード贈呈

GIFTでの総勉強時間が200時間を超えた「standard」会員様の特典として、会員カードを贈呈いたします。詳細は、こちら

・質問対応・添削@slack

※期間限定価格でご提供いたします。
・月額5,000円で、「英数化物生」に対応。
 非会員は、月額10,000円

・「ここだけ」授業

手薄な単元をピンポイントでおさえる講座を毎月不定期で設置します。
お問い合わせは、ennxshare@gmail.comまで。

「GIFT」に込めた思い

皆様の学びをサポートできるよう自習室の改善に努めて参りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

会員制自習室「GIFT」代表 八木俊輔
mail:ennxshare@gmail.com

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