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「100日後に死ぬワニ」が訴えるもの

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アシストします、
弁護士の盛田哲矢です^ ^

本日のお話は、

「100日後に死ぬワニ」が訴えるもの

です。

1 「100日後に死ぬワニ」とは??

「100日後に死ぬワニ」は、
漫画家・イラストレーターの「きくちゆうき」さんが描いた、
100日間にわたる4コマ漫画集です。

最初のエピソードが上に貼ったリンクです。

何気ない日常を描いた4コマ漫画ですが、
最後に「死まであと○日」というカウントダウンがあります。

描かれているのは、ワニの日常に過ぎないのに、

100日後に必ず死ぬ

そのことがあらかじめわかっている

という設定が加わることで、非常に人を惹きつけるものになっています。

是非、一度作品をご覧ください。

*この後の文章には、まだ作品を見ていない方にとってはネタバレになってしまう部分がありますので、ご注意ください。

*「100日後に死ぬワニ」は、作品内容とは別のことも話題になっていますが、大切なのは作品が訴えているメッセージを汲み取ることだと思われます。


2 「100日後に死ぬワニ」が訴えるもの

 ⑴ 作者が描くに至ったきっかけ

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作者がこの作品を描くきっかけとなったのは、
作者のご友人の交通事故死です。

作者が20歳頃の頃、
ご友人から、「遊びにいかない??」と誘いがあったそうです。

そのご友人とは、幼い頃からずっと一緒にいた方とのことです。
きっと、お互いに気を許せる仲の良い方だったのでしょう。

作者は、そのときはその誘いをたまたま断ったそうです。

作者は帰宅し、ご友人は遊びに出かけました。

ここが運命の分かれ道。。。

ご友人は、遊びに行って、交通事故に遭い、亡くなったそうです。

当時は20歳頃です。
十中八九、ご友人本人も作者も周囲の人のだれもが、
そのご友人が突然帰らぬ人となることを想像すらしていなかったはず
です。


とある動画での作者のコメントから推測すると、
次のような気持ちになったのだと思われます。

・自分が一緒に行っていれば、友人が事故死することはなかったのではないか?
・一緒に行かないことにした自分の判断は正しかったのだろうか?
・もし遊びに行って交通事故に遭うことがわかっていたら、自分は行かないという判断をしなかったのではないか?
・友人と一緒に過ごす時間を大切にしていなかったのではないか?


この経験があり、生まれたのが、
「100日後に死ぬワニ」
でした。


 ⑵ 終わりはある

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亡くなられた作者のご友人は、当時20歳くらいでした。

特に亡くなるような病気があったわけではないでしょうし、
遊びに行ったのですから、その先で自分が亡くなることなど、
全く想像していなかったはず
です。

作者の方も、全く想像していなかったはずです。

しかし、交通事故は、年齢や健康状態とは無関係に発生します。
突然、命を落とすこともあり得ます。

他にも、事件や災害、感染症等の病気など、
突然命を落とす可能性があるものは存在しています。

私たちは、普段生活している中で、
自分や大切な方の「死」を意識する機会は多くありません。

しかし、実際には、人は必ずいつか死にます。

しかも原因によっては、突然、そうなることもあるのです。

私たちは、
自分や大切な人の人生に「終わりがある」こと
意識する必要があります。

私も、「100日後に死ぬワニ」を読んで、
祖父を亡くしたときのこと、
友人を亡くしたときのことを思い出しました。。。


 ⑶ 終わりがいつ来るかはわからない

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試しに、自分自身の「終わり」を考えてみたら、あることに気がつくと思います。

それは、

「終わり」がいつ来るのかがわからない

ということです。

あなたの終わりは、
何十年後かもしれないし、
5年後かもしれないし、
1年後かもしれないし、
明日かもしれないし、
もしかしたら今日かもしれないのです。


「100日後に死ぬワニ」の主人公のワニくんも、
自分がその日に死ぬなんて全く思っていませんでした。

100日目の話の1コマに、ワニくんのスマホが描かれています。
事故に遭ったために、道路に放り出されたスマホの画面です。

直前に、友人のネズミくんからチャットで送られた桜の写真に対し、
ワニくんは次のように返信しています。

「スゲー!!」
「春に来たって感じ〜」

作者は、このシーンで、
ワニくん自身、自分が死ぬとは全く思っていなかったこと
終わりがいつ来るのかは、誰にもわからないこと
を伝えようとしているのだと思われます。


 ⑷ 終わりを意識し、今を精一杯生きる

終わりがいつ来るかがわからないとしたら、
私たちはどうしたらよいでしょうか??

いつ終わるのかを頑張って知ろうとしたらよいでしょうか??

そんなわけがありません。
何をしても、自分や他の人にいつ終わりが来るのかは、知りようがありません。

私たちにできるのは、これだけです。

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今を精一杯生きること


作者も、しばらく前から、
終わりを意識して生活するようになったそうです。

終わりを意識するようになると、
・きっと死ぬときは、だれでも、自分の人生を振り返るのではないか?
・そのときに、「いい人生だった」と言えるようになったらいいな。
・誰にも、死ぬときに後悔してほしくないな。
・限りある時間の中で、周りにいる人を大切にしてほしいな。一緒にいる時間を大切にしてほしいな。
と思うようになったと述べています。

さらに、
・死ぬことを意識すると、今が輝きだす。
・死ぬことを意識すると、今をどう生きるを考えるようになる。

という趣旨のことも述べています。

まさにその通りだと思います。

ただし、「終わりを意識する」ということは、
自分が死んだときを意識することになるので、
人によっては抵抗感を感じるかもしれません。

本当はそういうネガティブなものではないのですが、
ここで大切なのは、
「今を精一杯生きる」という部分
です。

これは、私が広めている「謳活™️(おうかつ)」でもお伝えするものです。

*「謳活™️(おうかつ)」
残りの人生で、あなたがなりたいもの、やりたいことを明確にし、
それを実現するための計画を立て、実行し、
自分の人生を生ききること


この「100日後に死ぬワニ」を通じて、
一人でも多くの方が、
終わりを意識し、
自分自身の人生を精一杯生き切っていけるようになることを願います。


3 まとめ

・「100日後に死ぬワニ」が訴えているものに着目すべき。
・人には、必ず終わりがある。
・終わりはいつ来るかわからない。
・だから、終わりを意識し、今を精一杯生きることが大切。
・これをやるのが謳活™️(おうかつ)


以上、
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