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#3 前の上司さんへ

前の上司さんへ

わたし、腐っちゃったんですよ。
昔、「スポンジみたいに吸収するなぁ!」って言ってくださいましたけど(うれしかったです)、その水分、グズグズにカビて腐っちゃったんです。

今年も選考の季節がきますよね。
去年2度目の選考に落ちてから、わたし、何も成長してないんですよ。
だから、こんな進歩のないわたしが選考を受けたって、結果はわかってるじゃないですか。
こんなやつ、受かるわけないんですよ。向上してないやつなんて。

選考に受かっても落ちても、やる仕事は同じ。
周りの人と比べても、自分の方が難易度の高い仕事をしていると思っています。
だったら、早く受かってお給料を稼ぎたい。

だけど、去年も落ちたわたしが、なにも進化しないで同じ選考を受けたってうまくいくはずないですよね。
アイディアももうありません。

転職してきた歳下の女の子がサクッと受かってたのも萎えました。
実務とは全然関係ないところで評価されるこの制度、本当にきらいです。

そんなことを考えていたら、心の中にあったモヤモヤがだんだん大きくなって、なんのために仕事をしているんだろう、どうしてみんなに気を遣っているんだろう、なぜ私が潤滑油の役割を積極的に果たそうとしているんだろう(相変わらず前の上司さんがいなくなった後の部署の空気は最悪です)、と思いはじめました。

もともと仕事はすきじゃありません。
でも、会社に入ったからには貢献する、自分のベストを尽くす、そういう働き方を選んできたつもりです。
前の上司さんと一緒に働いていたとき、いつも難しい課題を与えてもらって、それが大変でとても楽しかったです。
悩みながら夜仕事をしているとき、アドレナリン出てましたよ。
今の上司さんのことは、、悪口になるので何も言えません。
モチベを下げるプロ、とでも言っておきましょう。

本当は、自分で課題を見つけて自分で乗り越えていくのが社会人ですよね。
前の上司さんが教えてくれたことだと思います。
でも今のわたしにはそれができません。
毎日をただ消費しています。
そこが、選考に受かることができない原因なんですか?
わたしにはわかりません。

だんだん書いていて、いろんな感情が湧いてきてしまってうまくまとめられません。
だけど言いたいのは、前の上司さんと働くの最高に楽しかったということです。

わたしは腐っちゃいました。
しばらく、自分を癒すために時間を使います。
仕事との付き合い方も、きっと変わると思います。
前の上司さんと働いてたときのような、バリバリガツガツは、もうできないかもしれません。
それは寂しく、かなしいことだと思います。
いつかまたそういう自分がすきで、そうなりたいと思える日が来るんでしょうか。
今はわかりません。
なにせ活力が湧かないんです。
しばらくはあわせる顔がないと思っていましたけど、今日久々にお姿拝見して、なんだかどうしてもお話したくなったんです。

長文失礼しました。
お身体に気をつけて、今年も暑い夏を乗り切ってください。

______________
今朝、出社したときのエレベーターで、久しぶりに前の上司さんに会ったんですよね。
それで、前の上司さんに色々話したい気持ちが湧きあがってきました。
本当にメールを送りたくなったんですが、さすがにそれは人としてヤバいよねと思い直しました。
こういう人の話って重いよね。

せっかくなのでちょっとポエマーになったつもりで、オーバーめにここで気持ちを成仏させてください。




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