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経理、弁護士に一番向いているタイプとは

私がいまエニアグラムを学んでいる先生は、エニアグラムの生き地獄、ではない、生き字引のような方なので、お話をするたびにエニアグラムの理解が深まって感動しているのですが、この間もタイプの向き不向きについておもしろい話がありました。

エニアグラムを学んでいると、各タイプの得意なこと、苦手なことがくっきりと見えてきます。

例えば、タイプ1(完全主義者)は間違い探しが得意。すごく好きらしいです。

スキだよって方いますか。

そんなあなたは、ひたむきに理想に向けて努力し続けるタイプ1(完全主義者)かもしれません。

あるタイプ1の方は、毎日、新聞の誤字脱字を探し、新聞社に報告して景品をもらって生活の足しにしていたそうです。

え、新聞にも誤字があるんですね。

―私はそんな次元です(笑)

前職でたまにテキストの誤字脱字チェックをすることがありましたが、スルーしすぎていて真面目に凹みました。私のあとにチェックした先輩がまだまだ見つけるんですもん。

脳内で正しく変換して読んでしまうから、見過ごすのです。致命的です。目がザルというね。脳がザルなのか?

でも、タイプ1は嬉々として間違い探しをするというのです。すごいです。

だから、弁護士にタイプ1は多いそうですね。相手の論理矛盾や瑕疵を見つけて追求していくのが本質的な欲求とリンクしているのですよ。やー、こわい。鬼に金棒。

その話を聞いて、つくづく思いました。

人それぞれ、得意なことをした方がいいわ。

タイプ4には、間違えないことが当たり前の書類業務は向かないのです。経理とか法務とか絶対やっちゃいけないよね。

私はかつて簿記2級を取らされて、けっこう間違えてはいけないタイプの書類仕事をしていたんですが、もうほんと、かなしくなるくらい凡ミスするんです。

数字の打ち間違いとかしょっちゅうで、モニター越しでは見逃すから印刷してチェックして、怖いからダメ押しでチェックして。

いつまでも出せないやい。

そうやってかなりミスは減りましたが、それでもたまにやらかすという。ここまでして間違うって絶望です。

まぁ、ミスは人間にはつきもので、モニター越しだと紙に比べて注意力が3割落ちると言われているので、書類業務では印刷して本人ともう一人でダブルチェックが基本なのですがね。

言い訳じゃありませんよ(笑)

この点、タイプ1(完全主義者)は元々ミス探しが得意なので、正確で頼れる社員となることでしょうね。

逆に、凡ミスが止まらず顧客に迷惑がかかるような社員は、もうね、役割変えた方がいいですよ。

銀行の窓口業務は1円でもあわないと帰れないというじゃないですか。それに書類もボールペンで手書きで、修正テープNGだから、最後の一行で書き損じたらまるごと書き直しだと。

おっちょこちょい人間には地獄です。(いまは手書きが減ったかもしれませんが、正確さに価値のある仕事自体が向かないことには変わりないです。)

一応、タイプ4(マイワールドな人)の得意なことも書くと、タイプ4はルールがないところで泳ぐのが得意です。

書類は書類でも、ルールがっちりのやつじゃなくて、企画書やプレゼン資料など、正しいことよりもアイデア勝負のようなフィールドのほうが生き生きします。

でも、そういうフィールドはビジネスの基礎力がないとできませんから、タイプ4が本領を発揮するには基礎的な鍛錬が欠かせません。その点がタイプ4の本質を生かす道のハードルになっているのかもしれませんね。

昔は必ずあった、いわゆる一般職の仕事では満足できないでしょう。キャリアビジョンを柔軟に描ける組織に所属したほうが、個性を生かす道が見つかりそうです。

芸術家もいくら頭の中に壮大な音楽や絵が描いていたとしても、それを人に伝わる形で表現するにはかなりの技巧が要求されますからね。

基礎部分を習得し、応用編にたどり着かないことには、思い描く脳内イメージをアウトプットできないという面からも、タイプ4(芸術家)は乗りこなすまでの道のりが人一倍長いタイプと言えそうです。

タイプ1とタイプ4を比較しただけでもここまで違うことを考えると、自分に向いている仕事はなにかなー? と考えるとき、エニアグラムのタイプ診断をしたほうがいいと思います。

やってみなきゃわからん、やる前からうだうだ言うなとかいう時代は古いよね、エニアグラムやっとこう。

向かないことをやった時間も無駄ではありませんが、「やってみた結果、向いてないことがわかった」となるだけですからね。

いまひとつ自分の適性や興味が見えていないという方にはエニアグラムのタイプ診断をおすすめします。

ちなみに、記述式の精度はあまり高くないので、タイプを理解した人との対話で特定したほうがいいですよ。

それではまた。


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