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#035 | らいらっく山吹保育園(社会福祉法人リラ福祉会) | 副主任保育士 金子さん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第35回は、神奈川県川崎市 らいらっく山吹保育園(社会福祉法人リラ福祉会)副主任保育士 金子さんにお話を伺いました。



―担当業務、役割を教えてください。

2歳児クラスの担任をさせていただいています。
子どもの保育が主で、月案、週案、連絡帳などの書類作業の他に、月によっては職員会議、園内研修の準備、避難訓練を主導するときもあります。
 
(副主任としての役割は?)
主任の先生からの指示を後輩たちに伝える橋渡し的な役割や、入職1~2年目の先生のフォローや仕事の割り振りをすることが多いです。
2022年から副主任になり、「こんなこともするんだ…」と大変なことや失敗することも多かったのですが、今年はそれを活かして頑張りたいなと思っています。

―『らいらっく山吹保育園』に就職を決めた理由を教えてください。

学生時代にらいらっく保育園(らいらっく山吹保育園系列園)で実習したことがきっかけです。
実習中嫌な雰囲気は全く感じませんでしたが特別良い印象もなく(笑)
実習が終わり友人との会話の中で、私が実習していた園はとても良い園だったのだと認識が変わり、こちらで働いてみたいと大学に就職希望を出しました。
その時に、私が卒業・就職する年にらいらっく山吹保育園が開園すること、小さくてかわいらしい園だと聞き、私には新しく開園する園のほうが合っているかもと感じ、最終的にらいらっく山吹保育園に就職を決めました。
 
(就職1年目でオープニングスタッフ、大変でしたか?)
はい、記憶がないほどあっという間に過ぎていきました。
園児全員が新入園児で、全員が泣いているという感じでしたし、私を含めて1年目の職員が多かったので怒涛の日々でした(汗)
仕事に慣れてきた2年目後半あたりから、ようやく自分らしい保育ができるようになったと思います。
 
(自分らしい保育とは?)
私自身ビシッと叱ることが得意ではないので、注意するにしても諭すように根気強く、のんびり穏やかな保育です。
ビシッと注意できる先生もいますが、違うアプローチでも良いのではないかと、お互い補い合えれば良いかなと思っています。

―『らいらっく山吹保育園』の自慢を教えてください。

小規模園ということもあり、全園児の顔と名前はもちろん、保護者の顔も覚えられるので、園全体が自分のクラスの子のように思えます。
職員数もそんなに多くないので、職員同士のコミュニケーションもしっかり取れ、シフトによって、帰り道が誰と一緒になってもおしゃべりしながら帰れるので、温かみがあってアットホームな雰囲気が魅力だと思います。

らいらっく山吹保育園

―良い先生になるために必要な条件は何だと思いますか?

子どもが好きだったら保育士に向いているとは思いますが、書類仕事や職員会議の準備など、細かい業務も多く、前もって進めていかないと終わらないこともあるので、見通しを持って取り組める方が良いのかなと思います。
ギリギリではなく、早め早めに進めることが大事なのだと就職してから学びました。

―園児たちと接するときにどんなことを意識していますか?

まずは同じ目線で話すこと、自分の表情や気持ちもコントロールして、小さなイライラを出さないようにすること、また今担任をしている2歳児は「イヤイヤ期」の子が多いので、子どもの気持ちを受け止めることも意識しています。
 
(小さなイライラ…コントロールするって大変ですよね)
何回言っても同じことをするので(笑)

―園で働いていて一番悩んだことはありますか?またそれをどう解決しましたか?

1年目に担任したクラスにずっと泣いていて食事や水分を全く取れず落ち着かない子がいました。慣らし保育も終わらず、保護者の方も職場復帰できず悩んでおられました。
私も1年目で、抱っこしてあげること以外どうしたら良いのか分からなくてとても悩みましたが、その子を経験したことで、その後慣らし保育がなかなか終わらない子がいても「いつか終わる、いつか慣れる」と思えるようになりました。
一緒に過ごす時間が増えていくと、好きな飲み物や食べ物も分かってくるので、食事や水分、おやつも徐々に摂ってくれるようになりました。
時が解決してくれたという感じです。

(悩んでいた時、他の先生に相談はしましたか?)
当時同じ部屋で保育をしていた先生4名のうち私を含めて1年目が3名、もう1名が主任の先生でした。
新設1年目、園児全員が新入園児で全員が泣いている中、職員も1年目が多かったので、私以上に主任の先生が大変だったと思いますし、お互いアドバイスをするという雰囲気にならないほど大変な状況でした。

(それは大変でしたね)
はい。ただその子が卒園をする年にまた担任になったのですが、5歳児になると何でも食べるし飲むし、「それ嫌いだからいらない」とか言われたり(笑)
時が経てば成長するんだなと実感しました😅
1年目は全く余裕がなく、職員間も何となくピリピリした状態で、人間関係にも少し悩みましたが、今となっては「大抵のことは何とかなる」と思えるようになりました。

―園児が午睡中、どんなことをやっていますか?

2歳児クラスは12時半ぐらいに布団に入り始めて、13時~15時が午睡の時間になります。
午睡中は連絡帳や日誌、週案、月に一度の月案、数か月に1回の児童票などの事務仕事、当番制でトイレ掃除もやりますし、玩具の消毒、壁面の準備もお昼の時間にぎゅっと詰めてやっています。
月に一度の職員会議や園内研修もお昼の時間にあてています。

(結構忙しいですね!)
そうですね、かなり詰め込んでいますが休憩時間も1時間取っています。

ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

保育士の仕事は子どもとたくさん関われる楽しい仕事だと思います。
実際に働いてみると、楽しいだけではなく見えていなかった部分もあったりしますが、子どもたちの笑顔を見たり話したりすると、保育士で良かったな、楽しいなと感じるので、是非保育士になって子どもたちとたくさん遊んでほしいなと思います。


新設園に入職された1年目の大変な時期を経験されただけあって、今は何があっても「ケセラセラ♬」で乗り越えていく余裕と強さを感じました!
副主任になられて忙しそうな日々のようですが、金子さんらしい保育をして充実されているなと感じました。
金子さん、ありがとうございました!

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取材日:2024年5月14日
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今回お話をお伺いしたらいらっく山吹保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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