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#032 |ナーサリー中野の森(社会福祉法人翼友会)| 保育士 児玉奈津季さん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第32回は、東京都中野区 ナーサリー中野の森(社会福祉法人翼友会) 保育士 児玉 奈津季さんにお話を伺いました。



ー職歴と、現在の担当業務・役割を教えてください。


保育士歴は8年目になります。
大学卒業後幼稚園で5年間勤務し、2022年に開園した『ナーサリー中野の森』にオープニングスタッフとして入職しました。
今年度は1歳児クラスの担任で、後輩たちと相談しながら、時には声がけや指示をしながらクラス運営をしています。
 
乳児クラスの保育経験は『ナーサリー中野の森』で働いているこの3年間しかないのですが、今のところよく食べてよく寝られる子が多いです。
2度目の1歳児クラスの担任となりますのでレパートリーもある分、大変ではありますが自分なりに対応できているかなと思います。
4月は大変な時期でもあるので、担任だけではなくパートの先生などにも補助に入ってもらいクラスを回している感じです。
 
クラス担任以外では、まだ年度初めなので本格的には動いていませんが、アレルギー食の献立チェックを行ったり、毎月の委員会議で子どもたちの食べ進めについてや、今後は幼児クラスが行う食育活動の計画を練っていき、幼児クラス担任の先生と連携して活動を行っていく予定です。

―転職しようと思ったきっかけを教えてください。

パワフルに動ける時に幼児クラスを一人担任で受け持ちたいと思い、幼稚園に就職しました。
5年間の幼稚園勤務で卒園児も送り出し、自分のやりたいことがすべて出来たと感じたので、今度は経験したことのない乳児の保育など新しいことを学んだら自分が保育士として網羅できるかなと思い、保育園への転職を考えました。

―転職先を「ナーサリー中野の森」に決めた理由を教えてください。

幼稚園勤務時代は「人間関係の悩み」「休日出勤して行事の準備」「残業代の出ない残業」など本当に辛く、働き方を変えたいと思っていました。
『ナーサリー中野の森』での面接時にお話したら、園長先生も幼稚園で働いた経歴があるので大変さを理解してくださっていて、「ここではそのようなことは無い、簡素化できるところはして負担を減らそう」とおっしゃり、系列園の行事の写真を見せていただきながら説明を聞きました。
『ナーサリー中野の森』以外にも数園面接を受け、すべての園に同じ話しをしましたが、写真を見ながら話しが聞けたことで「ここだったら働き方を変えて、また一から頑張れるかも」と思えたことが決め手となりました。

―新設園ならではのエピソードを教えてください。

想像以上に立ち上げは大変でした。
いろいろな園での勤務経験がある人たちが集まって、保育に対する意見をひとつにまとめるのが難しく、中々土台が決まりませんでした。
今でもそれは続いていますが、イチから保育園を作り上げていくのでやりがいがありますし、職員が仲が良いので頑張れています。

ナーサリー中野の森

新設園なので年長や年中からの入園児が少なく昨年度は5歳児2名、4歳児は1名でした。
昨年度は5歳児クラスの担任をしており園児数が少なくても経験する機会は減らしたくないと考え、お楽しみ会での劇は4~5歳児の3名と担任2名の5名で役を割り振りすることが出来て、子どもたちの今の雰囲気が出るものを考えて海賊が出てくる宝探しのお話を発表しました。
それなりにセリフもあったし踊りもある出し物でしたが、子どもたちも頑張ってくれましたし、自分の中でも大成功の発表会となりました。 

―幼稚園と保育園、働いていて違いを感じることは?

「養護」と「教育」でそもそも違いますし、カリキュラムが決められている幼稚園と、散歩の行き先だけは決めるけどそれ以外は自由で、子どもの様子を見て外に出たり、制作してみたりというところが全然違います。
幼稚園に勤めている時は日々お散歩に出ることも無かったですし、預かり時間も違う、お昼寝があるのも初めての保育経験でしたので、自分が保育園に慣れるまでが本当に大変でした。
 
子どもたちを見ていても、幼稚園は3歳くらいから入園するので4月のはじめは3歳児が泣いているイメージでしたが、ここは0、1、2歳がすごくたくましい!
最初はみんな泣くけど、自分で何でもできるしお散歩に行って歩く体力もあると思います。

―園児たちと接する時にどんなことを意識していますか?

私のモットーが笑顔で接するです。昔から笑顔を大事にしています。
子どもたちにはもちろん注意することもありますが、朝は明るく「おはよう」と受け入れて笑顔で一緒に過ごす、一緒に楽しむことを大事にしています。

―後輩指導で気を付けていることはありますか?

転職のきっかけでもお話ししましたが、楽しい雰囲気、仲の良い雰囲気など、人間関係を大事にしていて、『絶対否定はしない』『認める』『褒める』を心掛けています。
 
例えば、注意ではなくドバイスになるよう「次こうしてもいいかもね」「私はこういうふうにやっていたよ」と言い方に気を付けています。
また、「この制作○○先生にお願いしてもいい?」など強制にならないように、その人が考えたことを実現できる機会を作れるようにすることは、幼稚園勤務の時から変わらずやっています。
あとは「ありがとう」や、「すごい助かったよ」「これ良かったよ」と感謝も伝えます。
 
(職場のみなさんとご飯食べに行ったりとかしますか?)
はい。飲みに行ったりも🍺先日も年度末にお疲れ様会や、新しく入職された方を交えてみんなでがんばろう!と集まりました。

―保育士としてやりたかったことは実現できていますか?

幼稚園教諭の時も保育士の時も、やりたかったのは自分のクラスを持つことでしたので実現できています。
やはり自分のカラーを子どもたちに存分に伝えて、子どもの愛情も独り占めできるんですよね一人担任て💛それを経験したかったです。
 
(新卒で一人で担任を持つプレッシャーはなかったのですか?)
ありました。
大変でしたが、1年間終えたときに、「頑張ってきたことは自分に返ってくる」ということが分かったので、頑張って先を見越してやるしかないなという感じでやっていました。

(今後やりたいことはありますか?)
キャリアアップするには、全学年全クラス網羅するしかないなと思っています。
まだ経験がない0、2、3歳児を担任したいです。

ー最後にこれから保育士を目指す学生さん・求職者に向けて一言!

ピアノが苦手で幼稚園の先生辞めた、目指すことを辞めたと聞くことがあるのですが、苦手でも出来ます!と伝えたいです。
ピアノだけではない園もありますし、それで可能性を捨ててしまうのはもったいない!と経験したからこそ思います。
まずは自分が保育園に行きたいのか幼稚園に行きたいのかを自分と対話して、決めたら諦めずにそこに向かって努力をすれば絶対になれると思うので、子どもが好きな気持ちと向上心だけは忘れずに夢を目指して頑張ってください。


とても前向きで明るくハキハキとお話しくださいました。
これまで大変な経験もされてきたと思いますが、だからこそ人間関係を大切にされていて、園の雰囲気の良さが伝わってきました。
インタビュー中に近くにいらした後輩の先生ともとても仲良さそうで、笑顔が絶えないインタビューでした。
児玉さん、ありがとうございました。
 
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取材日:2024年4月17日
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今回お話をお伺いしたナーサリー中野の森の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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