商社マンからの転職 vol.1
商社に新卒で入社を決め、米国留学の影響もあり海外駐在員として多くの経験や羨望を浴びたいと考えていた約4年前。私は今年の12月から転職し、リクルートで働くことを決意した。
恐らくだが海外に行く機会もなくなり、当初の野望を果たすことをやめる決意をした訳だが何故この様な結論に至ったか、具体的な転職方法を含め本シリーズでは連載していこうと思う。是非20代の私ど同年代の方々は参考にして頂ければと思う。
いくつか理由はあるが、大きな決意としてはブランド人として社会に大きなインパクトを与えていきたいと考えたから転職を決意した、というのが結論になる。
私の経歴だが、
・都内の4年生大学、所謂MARCH系を卒業
・在学中に米国大学への交換留学を経験
・都内商社に新卒入社。配属はプラント設備の販売部署
私が入社したのは上記図の右側、専門商社と言われる区分。その中でも機械専門商社と言われる業界で、大型の重工プラントから中小メーカーをカスタマーとしている。
入社1年目:社会人の基礎や、夜の社交場でTHE 商社マンを満喫
入社2年目:仕事を叩き込まれこの時「ビジネスは人と人でしか成り立って いない」という大原則を痛感し、この思考軸が今でも生きている
入社3年目:安定した数字を稼ぎ、新規引合も国内外問わず取れるようになり始めビジネスの面白さを体感し始める。この時は「絶対この会社で海外に行ってやる」という気概を発揮し始める。
入社4年目:・・・・
これまでと同様に4年目も記載していきたい所だが、大幅な人事がこの年に行われる。この人事によって、
・自分の会社大好きマン先輩→ありえない。おかしい。
・実力派中堅先輩→退社(同時期に2名)
「人と人でしかビジネスは成り立たない」という大原則を打ち砕くかの様な人事、そしてそこをケアせず口だけの上層部に私は「また、同じことを繰り返している」と憤慨。
この事件を皮切りに、私はクローズアップして会社の本質を深く探ってみた。
・商社=商材は人である
・投資や共同会社の設立等に積極的?
・PDCAサイクルが迅速か?
・マーケティング(経営企画)や、受注までのストーリーを明確に再現性の高さをもとに画一化したものがあるか?
・そもそもこの会社の共通言語や向かうべきベクトルが共有化されているか?
これら様々な書籍や、講演(Youtubeがメイン)から情報収集した中で大切だと考えたものをこの会社は持ち合わせておらず、最終的に発覚したのは「経営層が典型的雇われサラリーマン達だった」ということだ。
この結論を自身で客観的に認知した時、私は転職することを決意した。
Part 1 「お前はどうしたいの」か?
転職を決した時、周囲の親しい人に話し私と同世代からは「転職私も考えているんだよね」という声が複数上がった。加えて、「今はまだ実績もないし、どうすればいいと思いますか?」という話がセットになって出てきた。
私としてはこれらの疑問(?)について「お前はどうしたいの?」ということだ。私が転職先に選んだリクルート用語にもある通り、自分がどうしたいか?という自身の内側の声に耳を傾けて動くことが重要であって、自身の人生は誰かに決められるものではない。
そうは言っても中々転職しようと思う基準が難しい、と思う方も多いと思うので私は次のステップでまずは考えてみては如何だろうか?
【転職が自分に必要かを考えるプロセス(20代)】
1. 自分が理想とする将来像を強くイメージする
→この時点で何か成し遂げたい事や、将来像をイメージできなかれば転職しても意味はない。転職活動をやめた方がいい。
2. 今の現状とその理想のGAPを考える
→同じ仕事の繰り返しとなっていないか?(自身の頭を使いながら仕事をしているか?)、先輩社員と自身の仕事が同レベルとなっていないか?が参考基準の1つになると思う。後者については、先輩社員の仕事内容やレベルというのは将来的に自分の将来の仕事になるという事と同義だからだ。
3. 現職でそのGAPを埋められるのかを要素を拾いながら思考する
→お勧めは書籍や新聞記事を読み客観的に現職の会社をみられるだけインプットをする事。私は主に「The Model」、News Picksなどで客観的に自社を俯瞰する事ができた。
4. 転職軸、及び現職を辞めるに当たっての枷を設定する
→転職をすると決意した時、私は内定を受けても自身の望むことが達成できない転職先だと判断した場合は現職職場に残留することも同時に決意していた。私の中で転職は「現状からの逃避」ではないからだ。
加えてリクルートの面接対策は非常に転職やキャリアパスを考える上で参考になることも加筆する。
リクルートの面接では、なぜそう思うのか?という部分にかなりフォーカスし、深堀してくる。
例えば、私は社会にインパクトを与えられるにんげんになりたい、という強い想いがある。そこに対して、なぜインパクトを与えたいのか?その様に考える事となった原体験は何か?といった具合だ。常に自問し続ける事でなぜ今の自分に転職が必要なのかが見えてくるだろう。
自問をする上で合わせて読みたいのは「0秒思考」だ。この方法を実践することでかなり、頭の整理や深堀ができる。
4の転職軸について、私自身を取り上げたので参考にして欲しい。
【Kazukiの転職軸】
・心からここで働きたい、と誇りを持てる転職先であること
・チャレンジ精神が常にある会社であること
・学びが多くある環境であること
・面接で素を出しても受け入れてくれる会社であること
私は常に自分の行動や所属している組織に対して120%の誇りを持って行動したいと考えている。今、あの時、この組織で全力で仕事に取り組んでいてよかった、そう思えてこそ自身のレベルというものは上がっていくと考えているからだ。
そして私が考えるビジネスパーソンとして重要なマインドは「進化を渇望し続ける=チャレンジ精神があること」ことだと考えている。確かに近年、競争社会に身を置き精神疾患を患う方が多数いらっしゃるが、私がここでいうのは「プロビジネスマン」を目指す上での話だ。常にビジネスパーソンとして男として野望は持ち続けたいものだ。
Part 2では具体的にどの様に転職活動をしていったか、エージェント名、サービス名も示しながら紹介していく。
Never Stop, Get Swole
by HACHZ
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