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のんびり喫茶、いらっしゃい|NPO法人縁活

こんにちは。NPO法人縁活です。
この記事では、滋賀県栗東市成谷集落にある「あるきだす」にて週に1回開催している喫茶の取り組みについてご紹介します。

農業と福祉の拠点「あるきだす」とは
「あるきだす」は、食と農から障害者就労支援事業に取り組むNPO法人縁活が農村集落の空家を活用した新たな拠点です。利用者はここから集落へ繰りだし、農業や草刈りを手助けしながら、地域を明るくし、近隣の人々は「あるきだす」の運営を手助けするという相互の関係を築くことを目指しています。


毎週水曜日、あるきだすで開催している、その名も「のんびり喫茶」。 のどかな集落でおじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さん、どなたでも集まれるみんなの居場所として開放しています。

喫茶のマスターは、御年78歳の井上正隆さん
あるきだすの土間キッチンで、挽きたて・淹れたての珈琲を用意してくれます。

のんびり喫茶マスター・井上正隆さん

井上さんは、退職されるまで知的障害のある人たちの入所施設で働いていました。施設で働いたというより、障がいのある人たちと楽しく一緒に暮らしていたとの思いが強いとのことでした。

井上さんが働くうえで大切にされてきたことは、「障がいのある人一人ひとりから学ぶ」こと。障がいの有無や年齢に関わらず、フラットな関係で上から目線にならないように、と考えていたそうです。


そんな井上さんに、喫茶のマスターをお願いしました。
9月からすでに開催していますが、ご近所の方がふらっと立ち寄ってくださっているようです。時間帯によっては、福祉事業所「おもや」のメンバーさんがお昼休憩をしていたり、あるきだすでお仕事されている方がひと息ついていたりします。

丁寧に珈琲を淹れる井上さん

井上さんにのんびり喫茶について伺うと、「ご近所の皆さんからこの地域の歴史のことやお寺のことなど、いろんな話が聞けるのが楽しい。おもやのみんなからも元気をもらっています」とのこと。

珈琲をきっかけに、どなたでも来れて、なんでも話せる場所を、井上さんご自身も楽しんでいらっしゃる様子です。

12時を過ぎるとメンバーさんも昼休憩

マスター井上さんと珈琲を中心に、一期一会の出会いから、穏やかでいてかつ和気藹々とした、心地よい時間が流れている「のんびり喫茶」。

土間キッチンのカウンターでお話するのもよし、日当たりのいい縁側で珈琲片手に本を読むもよし、奥庭で季節の植物を鑑賞するのもよし。思い思いに過ごしていただければと思います。


珈琲と紅茶は一杯100円でご用意しています。

ぜひいらしてくださいね。のんびりと、お待ちしています。

Information
日時|毎週水曜日 10時から14時ごろまで
場所|あるきだす( 滋賀県栗東市荒張358)
主催|NPO法人縁活
※お問い合わせはあるきだすInstagramのDMまで。



NPO法人縁活
HP:https://enkatsu.or.jp/
あるきだす

Instagram:@arukidasu_narutani


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