ステップを深掘りする#2【走るコース】

ステップを深掘りするシリーズ第二弾は【走るコース】

ステップが上手くなると、1対1の練習では上手く抜けるようになるかもしれないが、試合になるとそうはいかない

練習と試合の大きな違いの一つが【スペース】

1対1なら向かい合うディフェンスの横にはある程度スペースが空いているが、試合だと多くの場合その隣や周りには別のディフェンスがいる

当然、目の前のディフェンスの半円を避けて抜かしても隣のディフェンスの半円に入れば捕まる(半円がわからない人はステップ練習を考える間合い編をご覧ください)

このように、試合ではスペースが少ない事が多い

上手い選手は、ディフェンスを抜く為スペースを自ら作る事が出来る

真正面に走るのではなく、斜めや横に走ったりしてディフェンスを誘導し、「ディフェンスとディフェンスの間」や「ディフェンスとタッチラインの間」のスペースを空けてから、そこを突破する

このように、一言で「ステップで抜く」と言っても、実はステップを踏む前から勝負が始まっている事を理解しておいてほしい

それがとてもわかりやすいシーンがこちら
ステップスキルではなく、走るコースに注目

ライン側でボールを持った選手は真っ直ぐでなく少し内側に入るようなコースを走っている

ディフェンスは当然それに合わせて内側に寄るので、ディフェンスとラインの間にスペースが広がった

そこで右ステップを踏み外側の空いたスペースを使って抜いた

仮に真っ直ぐ走っていた場合、当然ディフェンスとラインの間のスペースが無いので左ステップから内側に仕掛けるであろう

しかし、目の前のディフェンスは抜けたとしても内側から追ってくる選手に捕まっていた可能性が高かった

それがわかっていてコースを選んでいたら、相当凄い

こちらも同じようなシーン

このように、ステップ自体が上手いのももちろん大事だが【走るコース】でその結果は大きく変わる

色んなステップの動画を観てても「あー、もうちょい走るコースが違っていたら抜けてただろうに!」というシーンも何度も観た

ステップを上手くなりたい選手は是非覚えていてほしい

【走るコース】もステップスキルの一つ

★★ステップレッスンやってます★★

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